講師が教えれば教えるほど、生徒の合格が遠ざかっていく理由。
2019年4月09日
※ 4月27日〜5月6日で「GW講習」を行います。この10日間のお休みは受験生にとって「学力向上のための学習時間がたっぷり取れる今年前半の天与のチャンス」です。本気で受かりたいと願う生徒さんならこの機会を活用しないわけにはいきません。受講ご希望の方はご連絡ください。毎年レギュラー生でほぼ埋まる講習ですが、外部の方も一部の期間は受講可能にしておきます。お申し込みは先着順(満席になり次第受付終了)とさせていただきますが、ご希望の方はお早めにお問い合わせください。
一般的に塾講師は「合格請負人」と呼ばれます。「合格させてくれる魔法使い」とも思われています。また、その講師の「学歴」「講師歴」「講義料」が高ければ高いほどいい講師だ、と思われたりもします。弁舌爽やかに立て板に水の如く、淀みなく指導している様子を見て「この先生に託してみよう」という気持ちが高まるのはよくわかります。確かに知識力・コミュニケーション力・プレゼン力の多少がそのまま講師の能力差に繋がることは事実ですのでそこは否定しません。
しかし、一番肝心なことを忘れてはいけません。それは「入試に臨むのは生徒本人、合否は生徒さん次第だ」ということです。いくらカリスマ塾に通ったとしても・いくらカリスマ講師に頼ったとしても・たとえ高い授業料を払ったとしても、肝心の受験生本人に当事者意識が欠け自分から動かないのであれば、受かるわけがないのです。つまり外部に手取り足取り世話されても、当事者本人に入試合格への意欲が希薄で自分から学習しようとしないなら「全ては掛けるゼロ」になってしまうのです。ですから「いい塾に入っておけば必ず受かる」というものではないのです。事実、そういう「素晴らしい塾」に通えば伸びる子は伸びますが、それでも伸びない子は伸びない、受かる子もいますが受からない子もいる。塾の評判の良し悪し・規模の大小にかかわらず、どの塾でも一定比率でそうなるものです。つまり「受かる子はどんな環境でも受かる、受からない子はどんな環境でも受からない」のです。入試の結果は要は「自分がどうだったか?」という話なのです。
ですが、「それだと塾の存在意味がないではないか?」と思われると思います。「塾の存在意味」、これにつきましては長年親御さんが勘違いしているだけでなく、当の塾自身も勘違いしているのかもしれません。その勘違いがお子さん生徒さんを間違ったベクトルへ導くのです。
次回はその辺りについてお話しして参ります。