中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

入試総括② 自分から学習しない子は結局落ちることになっています。

2019年2月25日

 続きです。
 今、通われている塾は、毎回一定量の宿題を出し、進捗をきちんとチェックしてくれる塾でしょうか?宿題をしていないと叱る塾でしょうか?「そうだ」なら、こういう塾は「面倒見がいい」と評価されます。手取り足取り子どもを見てくれるからですね。塾代に見合った「働き」をしていそうだからですね。子どもを厳しく躾けてくれそうだからですね。
 ですが、私の考えは少し違います。宿題を出すのは「この子は強制しないと勉強しない」という生徒への不信が根っこにあるからです。。そもそもそのように思われたり自分の受験なのに自主的に学習しなかったりすること自体おかしいのです。塾や親など他者から強要されないと勉強しないという前提がおかしいのです。ということは(本音の部分では)本人に受験する意志・合格への渇望がないということになります。そういう受験は「子どものための受験、という体を装った親の願望実現ための受験」になっている可能性があります。こういう状況での入試はうまくいきません。何しろ受験当事者の子ども自身が(塾・親など受験に関わるものの中で)合格したいという意欲が一番欠けているからです。「宿題を出さないと勉強しない、だったら強制的にやらせる」は「本人の合格への意欲が薄い」の表れですから、その先は「不合格」しかないのです。塾に「宿題をもっと出してください」という親御さんは、この受験が子ども主体ではない・受験は親のためのもの、子どもを信用していない、を意図せずして宣言しているようなものなのです。こういう不健全な学習は合格を導くことはありませんし、学習するのことの真の喜びを見出させてくれません。そして、親の言い分に無条件で賛同する塾は「受験とは何か?」「子どもの幸せは何か?」「学習の意義は?面白さは?」をあまり考えていないのです。皮肉なことに「面倒見」が良い塾ほど生徒の合格を遠ざけ、また、塾に求める最優先事項が「面倒見」だと言う親御さんもお子さんを合格から遠ざけるのです。サピックスが「一強」でいられるのは御三家合格者を多く輩出している、というより、宿題を強要しない・長時間拘束しない=生徒の自主性に任せる部分が多い=学習することの意義本質がわかっている、もしくはわからせようとする塾だからです。(ちなみに私はサピックスの回し者ではありません 笑)

 塾の役目は
 受験が自分のためのものであることを自然に解らせるような工夫をする→解らせた後、自主的に学習する術をコーチングする→成績をアップさせる・自信をつけさせる・合格に導く、の流れを築くことです。要は「自分の力で受かることの喜びを体験させる」ことが最も重要だということなのです。どこどのの学校に受かった、も大事ですが、年少時に「頑張れば願いは叶う、その「叶う」を実現させた自信」を得ることの方がより大切であると考えています。

 ですが上記のような段階を踏んでも、勉強する意義がわからない子がいます。それはよほどの勉強嫌いか、その意義を理解できるほど成長できていない(幼い)からです。だから私は落ちた子がいればその子にダメ出しをすることはありません。受験の意味がわかっていなかった、ということだからです。
 そういう生徒には無理をさせず、地元の中学に行かせ、そこで諸々についてじっくり考えさせた方がいいかもしれません。
 人生は長いので、また子どもにも一人一人個性がありますので、親が慌てることなく子どもを信頼し長期的な視野で接していくことも大事です。
 花が思った通り咲かないからといって、感情に任せて根っこを引き抜くような愚かなことをしてはいけません。丹念に世話するのです。そうすれば開花時期は多少遅れても、いずれ見事な大輪を咲かせることになるでしょう。

中学受験に成功すれば自信がつきます。
落ちても学力は相当ついていますので、次の段階でのアドバンテージになります(活かすのであれば)。

 受かっても良し、公立中学に進学しても良し、なのが中学受験であり、中学受験の準備期間内に起こった出来事の中に無駄なものは何一つないのです。全てが(将来に向けた)何かしらの糧になっている。
 そう考えられるお子様・ご家庭が一番強いのです、で、事実そうなのです。

 次回に続きます。 
 

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