20日後には2月受験が到来します。
2019年1月12日
※ 当方は1月は31日まで連日9:00〜21:00で入試対策を行っている関係上、なかなか外部の方と連絡がつきづらい状況にあります。ご了承ください。(22: 00~23:00辺りでしたらつながりやすくなります)
20日後には2月入試が到来します。1月受験は既に始まっており、結果もボチボチ出ていますが、「お試し受験」と評しつつも、やはり結果を出しておきたいというのが受験生および親御さんの本音ではないでしょうか?
「栄東の前と後」という塾用語があります。結果はどうあれ、栄東受験の前と後とでは「生徒は様変わりする」「栄東入試後に化ける生徒が出てくる」という意味です。2月受験の前哨戦でもある1月受験で「リアルな入試の結果を知ること」は、我々が想像する以上に、生徒さんにとって衝撃的な出来事なのかもしれません。このショックが化けるきっかけを作るのです。
事実、去年も「栄東連戦連敗」だった生徒が「第一志望校合格を含め2月受験全て成功した」という例があります。私は毎年のようにこのような経験しています。逆に1月受験での成功が気の緩みを生み、2月受験が不本意のまま終わってしまった、という例もあります。
1月受験はまさに「禍福は糾える縄の如し」「塞翁が馬」であり、受かったことを弾みにできるかできないか、落ちたことを糧にできるかできないか、いずれにせよ「1月の合否の結果で、更に大きな成功を引き寄せることができるかどうか?」が2月受験を占う上でのポイントとなります。1月受験の意義はそこにあるのであり、以降の結果は生徒さん一人一人の心の有り様、取り組みの有り様に委ねられます。親や講師がどうこう働きかけるのではなく、今後はそれぞれの生徒さん次第、自分で考え自分で行動を起こしていくのです。そして「栄東入試〜1月31日」の間でお子さんは「一皮向けて成長した我が子」になっているはずです。そうなれば2月受験は期待できます。
さて、毎年言えることは、入試は「日頃からの上位生が受かりやすく、下位生が落ちやすい」という傾向(というより事実)にある、ということです。ドラマチックな下克上・奇跡というのはなかなか起きない、結局、順当な結果に終わる可能性が高いのが中学入試というものです。ではなぜ、上位生は上位生のままでいられたのか、下位生は下位生のままに甘んじてしまったのか?
その辺りを紐解くことで、今後中学受験を目指す後輩方に少しでも役に立てればと思います。
以降はこの話をさせていただきます。