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国語対策法を伝授

「勝つ」という気迫が希薄?②

2018年12月11日

※ 入試まで残り50日です。その間で得意科目には確実に点数化できる策を、苦手科目には「点数が取れない」という事実を直視し、毎回の失点箇所を逆に得点源にしていく策を講じて行きましょう。
※ 最後の追い込み、ということで毎年恒例の「1月特別講座」を開講します(先着順)。詳しくは当塾にお問い合わせください。

 さて、毎年のことですが受かる生徒とは「受かるための勉強を継続してきた子」です。「そんなこと当たり前だよ」と言われるかもしれません。しかし、そうなっていない現状があります。勉強自体を目的にしてしまっている子が多いからです。合格ための手段にしか過ぎない勉強をそのように考えてしまっている。どうして「勉強に対する考え方のとり違え」が起こるのでしょう?
 それは「勉強すると褒められる」「勉強しないと叱られる」という不思議なことが学校でも家庭でも「当たり前のように」行われているからです。
「〜すると・・・になる」は置き換えても「・・・のために〜する」となりますので、本来・・・が目的語扱いされるはずなのに、〜のインパクトの方が強いと、(錯覚からなのか)そちらが目的語扱いされてしまうことが多い、また、他者からの評価の対象にもなりやすいので、益々目的語化されやすくなる、そのようになってしまっているのです。そうなると「〜さえしておけばいい」と狭義な思考しかできなくなり、受験で言うなら「勉強さえしておけばいい」で思考が停止し、その先にある「入試に受かる」という目的をすっかり忘れてしまうのです。それに陥った子が落ちる、「勉強はあくまでも受かるためのツールに過ぎない」に徹した子が受かるのです。
 例を挙げますと「答えを丸写しにして勉強ができた風を装う」「宿題を一気に仕上げ、あとは遊ぶ」「勉強している自分への承認欲求度が高い」など、そういうことを習慣化してきた子はだいたい落ちます。
 理由はその行為・その考えが入試合格に何の役にも立っていないからです。前回申し上げた「頑張っているのに落ちる」のは「他者からの評価だけを意識した勉強とは名ばかりの自己保身行為」しかやってこなかったからそうなるのです。表面上の『勉強しました❗️」のメリットを敢えて言うなら「先生に褒められる」「親に叱られない」ということくらいでしょうか?しかし、それは何の実利も得ていない時間の浪費でしかありません。
 「勉強するしないが毀誉褒貶の対象となる」こと自体がおかしいのです。皆さん「勉強するのは偉い❗️」を言い過ぎなのです。所詮、勉強は合格のための手段です。合格も(ここでは目的扱いですが)長期的は「自分の人生を優位に進めるための手段」に過ぎません。つまり「勉強も入試も自分の為のもの」、何も「人類の平和」のためにやっているわけではないのです。要は「極めて自己中心的な行い」なのが勉強であり、その先の入試合格なのです。その自分の為の勉強・入試合格なのに、なぜ(親・講師を含めた)他者がその行いをいちいち褒めたり貶したりする必要があるのでしょう?受かりたい子は受かるようにすればいい、そうしたくない子は落ちればいい、ただそれだけのことなのです。個人の合否が社会を揺るがすような大事件になることはないのです。
 (大変失礼な物言いですが)上記のように「勉強を目的にしてしまっている、且つできない子」をお持ちの親御さん(特にお母様)に共通しているのは、中学受験の経験がなく、学歴も・・であることが多いという点です。つまり、自分自身が勉強嫌い、だから親御さん(生徒さんから見れば祖父母)から「勉強しなさい」と言われ続けてきたであろうと想像できる方が、今度は息子さんや娘さんに対し同じことを繰り返してしまうのです。つまり「勉強とは何か?」について(ご自身の体験を活かすことなく)根本理解・総括しないまま、ただただ呪文のように「勉強しなさい」「すれば褒めるよ、しなければ叱るよ」を繰り返してきたのです。誰でもできる極めて楽な行為ですね。子どもに受験させる親自身が何も思考・勉強していないのです。家族が思考・勉強する習慣がない家庭環境で育てば、お子さんが「勉強さえしておけば文句は言われないんだ」と勘違いしてしまい、そこで親子共々思考停止してしまうのも無理はありません。入試は親の遺伝で決まることが少なくはないのですが、それ以上に「家庭環境」で決まることが多いのです。その事実を「受験に携わる親御さん(特にお子さんと接する機会の多いお母様)」は本当に真剣に考えなければなりません。そもそも年少時に勉強嫌いだった親御さんが、ご自身のことは棚に上げ、勉強のことでお子さんに(子は自分の所有物だという感覚だけで)とやかく言う資格・権利があるのか?ということもお考えいただきたい。子に勉強させるなら、親も親としてすべき勉強を併行するのが筋というものなのです。
  頑張るとか、努力するとか美化し過ぎです。手段は美化の対象にはならないのです。大事なのは結果。美化するなら「満足できる結果」に、そうすべきなのです。
  さらに言えば、頑張らずに受かる、ニコニコしながら受かる、が、時間効率上、精神衛生的上、最上の結果なのです。
  入試に受かる、その1点だけが大事なのです。この事実を認め、それに沿った動きをしなければ意味がありません。

 お子さんだけでなく、お子さんを取り巻く大人(親・講師)がそれら諸々を本当に理解出来ているかどうか?
 入試はその理解度で決まります。

 次回に続きます。
 
 
 
 
 

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