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国語対策法を伝授

共感することの大切さ。②

2010年10月13日

 今回でブログ更新100回目です(祝 パチパチと拍手)。今後も皆様方のお役に立てる情報を提供してまいりますので宜しくお願いいたします。

 入試も残り100日強です。ここからの一日一日はまさにサバイバルゲームです。100日全勝の日々をお過ごしください。一敗(1日分のサボリ)するとそれを取り戻すのに3日かかってしまい非効率な学習形態になってしまいます。

 合判テストも迫ってます。「テストで点が取れない、なぜでしょう?」という質問に対し、これまでもいろいろな原因を述べてきましたが、ぶっちゃけ言っちゃいましょう。「はい、それは単なる勉強不足・やる気の無さが原因ですよ」と。成績はそれに比例しているだけに過ぎません。点が取れない生徒は単に「やっていない」だけのことなのです。「どうしても痩せられない、なぜでしょう?」という質問の答えも「ホルモンのバランス云々、遺伝の関係云々」ではなく、「単なる食べすぎ」が原因。答えはシンプルなのです。ゴチャゴチャ屁理屈を言って自分の至らなさを正当化したり棚上げしたりする暇があったら「勉強・勉強・猛勉強」です。受験生として当然のことですよね。

 本日は前回の「共感能力の大切さ」を受けてのお話です。ところで、皆さんは「いい先生」と呼ばれる講師に共通する3つの資質をご存知でしょうか?当塾でもこの資質を持ち合わせた方を講師として新たに招聘したいのですが、なかなか出会えません。

 それは、「共感能力」「客観性」「柔軟性」。まとめてお話すると「良い講師とは生徒の心情の読み取りが的確で、それに沿った対応ができる。また、自分の立ち居振る舞いを一度突き放し、それを客観視しながらの修正行動がとれる。そして、自分の立場を中庸に保ち、状況に合わせ自らの性格・ふるまいを緩急自在・臨機応変に変化させることを厭わずできる人」です。もちろん、講義レベルの高さが重要であることは言うまでもありません。

 今回はその中から「共感能力」を取り上げますが、これは親御さんにも求められます。

 前回触れました「このご父兄なら大丈夫だ」と思える例を挙げたいと思います。

 当塾では、入塾前に体験授業を行いますが、そのとき私はお子様の様子を見ると同時にご父兄の様子も見させていただいています。例えば生徒に問題を解かせているとき、一緒になって問題を解こうとし、私の解説にも熱心に耳を傾けながら「あそこはああすればできたんだよね」などとお子さんに語りかけるお母さん。自らが一生徒の立場をとり、お子さんと一心同体になろうとするお母さん。こういう方からは自分のお子様が置かれた状況を汲み取ろうとする姿勢、つまり積極的に共感していこうという姿勢が見えます。日頃からそのようにされていると、お子さんがスランプに陥っても何が原因でそうなったのかを鋭敏に感じとることができ、傷の浅い段階で回復させることができるのです。

 一方、お子さんが問題を解いている間、ケータイをいじっていたり、あろうことか外出したりする方もいらっしゃいますが(そもそも社会人としてどうなのかという疑問)、「受験するのは自分の子供、私には関係ないモーン」ということでしょうか?初めて訪れた塾で、いきなり問題を解かせられるお子さんは相当緊張しています。共感能力の無い方は大人なら何でもないようなことが、お子さんにはかなりプレッシャーになっていることに気付かない(気付こうとしない)からそのような振る舞いをしてしまうのです。「お母さん、僕は今頑張っている、だけど不安だからちゃんと見ていてよ」というお子さんの無言のメッセージをスルーしてしまうようでは受験生の親としてあまりにも未熟で鈍すぎます。「親のレベルが子のレベル」と言われるのはそこに起因しています。

 共感能力に優れたご父兄とお子さんの間では密接な親子関係が生まれます。お子さんは親御さんに対し絶対的な信頼を置いていますから、たとえ親が強く出ても「あっ、これは自分のことを考えて言ってくれているんだな」と素直に従います。そこから自らの意志で学習していこうとする好循環を生み出します。

 逆に共感能力に欠けたご父兄が上記と同じことをやっても徒労に終わります。お子さんから「うっつーせーなー」と一蹴・反発されジ・エンドです。「こんなときだけ親ヅラするんじゃねー」というのが子供の本音でしょう。日頃子育ての基礎を怠った結果ですね。

 私が「受験期間中はご父兄もテレビを見るのは極力お控えください」というのはテレビの音量が勉強のじゃまになるからという意味ではなく、娯楽が許されないお子さんの立場に共感してください、そして、子供の吐息を敏感に感じ取ってくださいという意味なのです。

 受験生も普通の小学6年生です。朝早く学校に行き、夜遅くまで学習する。大人と違い息抜きする権利も与えられず、子供ゆえに大人からは指示される一方。

 大人である皆さんでしたら、この状況に耐えられますか?会社からの帰宅後、4教科を学習する気力はありますか?皆さんのお子さんはそれをやっているのです。大人だったら言い訳して逃げてしまうことを彼らは黙々とこなしています。尊敬に値しますね。

だったら、こう言ってあげましょう。

「いゃあ、あんたは偉いわ。お母さんだったら学校から帰った後そんなに勉強できんわ。ようやってる。尊敬するわ。受かったらハワイ旅行プレゼントやな」と。(なぜか関西弁)

すると、共感されたお子さんは我が意を得たとばかりニンマリし学習に励むことでしょう。

メデタシメデタシ。

次回に続きます。

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