国語の勉強法。
2018年7月13日
※ 夏期講習は定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
第2回四谷合判が終わりました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。各科目の講評ですが
算・・計算・一行問題が比較的容易でした。ここまでは満点ペースが理想です。~大問6までを取りこぼすことなく得点できたかどうかで明暗が分かれたようです。印象はやや易です。
理・・理科の王道問題を集めた感がありました。植物などの暗記系、てこなどの物理系、多岐にわたる総合理解ができていたかどうかで明暗が分かれたようです。印象は普通です。
社会・・当塾でも9割得点した生徒がいます。覚えるべきものをきちんと覚えればそれくらい得点できても不思議ではありません。ただ覚えることを妥協してしまった生徒さんはそれなりの点数しか取れなかったのではないでしょうか?当塾生はほぼ全員7割以上取れていました。印象はやや易~普通です。
今回のテーマの国語ですが、合判の印象はやや難です。大問2が難しかったようです。
「他の科目は何とかなるが、国語だけはそうならない」このような印象をお持ちの方が多いです。そういう方が当塾に「まずは国語の指導を・・」というご希望で入塾され、国語で自信が持てるようになった後、「算理社の指導も・・」という流れにつながり、結果的に「四教科お任せコース」を受講される生徒さんが多いのですが、元々は「国語を何とかしたい」と願う生徒さんが多く集う塾なのです。今はどちらかと言えば算理メインの塾になりつつありますが(笑)。
当塾の指導通りに国語の学習を行えば確実に成績は伸びます。しかし、自己流から脱却できない生徒はその恩恵を受けることはありません。大事なことは今まで足を引っ張ってきた自己流を捨てる勇気を持ち、捨てた後「正しい解き方」を素直に吸収し実施することです。それができれば国語は誰でも成績を上げられる科目なのです。やり方さえ間違わなければ、国語は算数以上に得点しやすい科目だと思います。そのことに気付いていない方は多いです。みんなが気付いていないことを自分だけが知り、ひそやかに国語の成績を伸ばす。この快感はなかなかのものです(笑)。そういう点で国語は「何とかなる科目」であると同時に「おいしい科目」でもあるのです。また、国語に限らず伸びる生徒は「素直で真面目な子」であることもお忘れなく。
さて、そもそも国語とはどういう科目なのでしょう?なぜ日本人に日本語のテストをやらせるのでしょう?「日本人なら国語ができて当然だろう」確かにそうなのですが、だとすれば、日本語のベテランであるはずのご高齢の方が難関校の問題で満点を取るのは当然だと感じますが、実際はそうはなりません。つまり「日本語ができる日本人」という理由だけでは入試の国語には対処できないのです。
「日本語力」=「国語力」ではないのです。国語が伸びない生徒さんは皆そのように勘違いしています。
「うちの子は本を読まないので国語ができない」、はい、これも勘違い。
「速読できないから時間が足りない。その力をを鍛えたい」、はい、これも勘違い。
「人の感情を理解できないから物語文が解けない」「行間を読む力が無いので国語ができない」はい、全て間違い勘違いです。
更に「国語ができません。記述力の強化を・・」と、真っ先にそれを求める方も多いのですが、これなども国語ができない方特有の勘違いです。
国語でまず強化すべきなのは記述問題ではなく、選択問題なのです。知っていましたか?本当の国語力は選択問題の出来不出来を見ればわかるのです。
次回はそのお話をさせていただきます。