成績向上を導く方程式。②
2018年5月24日
※5月29日(火)、6月3日(日)は満席となりました。6月は2日(土)は豊洲地区運動会の為、空きがあります。(6月のその他の曜日は現在満席です)
(前回記しました通り)商売には商売の成功の方程式があるように、受験にも「成功の方程式」はあります。本日はそのお話しをします。
どうすれば受験で成功できるのでしょう?地頭?努力?もちろんそれらも大事でしょう、しかし最も大事なのは前述の「どうすれば受験に成功するのか」の根本を理解し、それを忠実に実行することなのです。がむしゃらに努力し、自己満足に浸っているだけの学習では成功を勝ち取ることはできません。
自分との闘いであると同時に他者との闘いでもあるのが受験です。この現実から目を背けてはなりません。であるなら、相対的評価の中で自分の位置がどこにあるのか。上なのか下なのか?それを正確に掴んだうえで、常日頃よりそこを意識した学習を進めていくことが肝要です。
当たり前ですが、志望者の中で上のポジションに常留していることが合格への最低条件となります。そして、その位置の常連になるためには「他者より1点でも多く得点し、他者よりも1点でも少ない失点に止める」を継続させることが肝要です。(野球でもそうですが、5対2でも勝ち、10対9でも勝ち、最少得点最少失点の1対0でも勝ちは勝ちなのです)。
そのポジションの確保・継続の為、模試があったときは毎回自分の解答用紙を確認してみてください。個々の問題を正答率80%以上、50%以上~80%未満、10%以上~50%未満、10%未満の4段階に分け、それぞれの段階での自身の正答率がどうであったかを調べてみるのです。
「他者より1点でも失点が少なく」とは、正答率50%以上の問題でほぼ100%取れていること、「他者よりも1点でも多く」とは正答率10%以上~50%未満の問題で50%以上(勝てる子は70%くらいは取ります)取れていることを意味します。(10%未満の問題は「捨て問」扱いで構いません。試験時間節約のため敢えて捨ててもいいと考えます)。自分の解答の結果がそうなっているかどうかを確認作業するのです。
正答率50%以上の問題は満点が理想、そこでポロポロ落としているようでは話にならないのですが、その理由が
1.ケアレスミスに因るものなのか
2.根本理解の未達に因るものなのか
3.学習経験不足に因るものなのか
を思い出し、そして、そうなってしまった原因を究明し、次回そうならないために自分がどう動くべきか?を考える。これが「受験勉強」の本質であり、本気で受かりたいと願うなら当然行うべきことなのです。
効率の良い勉強をする生徒はその一連の作業が完結した時点で終わり、効率の悪い生徒はそういうことには無頓着で「ひたすら勉強しているカッコイイ私」で満足して終わります。
入試は極めてシンプルです。ライバルより1点でも多く得点する、1点でも少ない失点に抑える。そうすれば100%勝てるのです。
皆さんはこのシンプルな法則を理解したうえで学習していますか?これに近づける学習をしていますか?
勉強の質がどうであるのか?今一度その確認をしてみてください。
次回に続きます。