学習意欲に欠ける理由。
2010年9月15日
社会ブログでも申し上げましたが、9月以降はテストラッシュです。入試まで150日足らず、そろそろ結果を出さなければいけませんし、夏休みの成果が問われる試験でもあります。冒頭からプレッシャーを与えてすみません。(笑)
四谷の合判テストの結果を志望校決定の判断材料になさる方も多いと思いますが、ここで一つアドバイスいたします。
1.当塾生は先日お渡しした「漢字150」を覚えておきましょう。これは過去20回分の合判テストの中から出題率の高いものを選りすぐったものです。もちろん本番入試にも十分活用できますのでご利用ください。
2.65%(入試における平均合格最低ライン)以上の得点確保を目指しましょう。漢字・語句はできて当然ですね(「四科のまとめ」をコツコツやっている生徒ならば)。四谷は他塾と比べ記述の配点を比較的低く設定していますので、時間がない場合はそこはあえて捨て、その時間を選択・抜き出しを確実に得点することに利用してください。時間配分・解き方についてはお渡し済みの冊子「テストの受け方」を参考になさってください。
さて、当塾には比較的真面目で熱心な生徒が多いせいか、「国語が心配だ」という生徒が目に見えて減ってきました。皆さんやるべきことがわかってきたようですね。この調子です。
問題は残りの生徒さん。旧態依然のまま過ごしているようですと「登ってもいないのに下り坂」状態になりますよ。自分の心に革命を起こしましょう。
このような皆さんでも「志望校に入りたい」という気持ちはあるはずです。だけど「絶対に」ではないんでしょうね。「できれば」という程度なんでしょうね。これじゃ無理かも。
この不景気で将来に備え、職業訓練学校に通うなどして資格取得のための試験を受けようと頑張っている大人たちの存在を知っていますか?
この方たちに「できれば」という甘さはありません。「何でそんなに頑張るの?」それは試験に落ち、働く場所を確保できなければ収入が得られない、その結果家族を養えなくなるからです。もっと言えば明日のご飯も食べられなくなり、最悪「死」に至ってしまうからです。
こんな危機的状況の中で「できれば受かりたい」などと甘い気分で試験を受ける人は皆無です。生き残るために必要な試験だから受からなくてはいけない。結果、頑張って勉強せざるを得ないのです。
1日三回不自由なく食することができ、塾通いもできる「恵まれた甘ちゃん」にはここまでの覚悟はないんでしょうね?だから成績が伸びないのです。
上記の大人は目標が明確です、だから頑張れるのです。もし、学習意欲に欠ける生徒がいるとすればそれは受かりたいという動機が不明確だからです。動機が不明確だと意欲が出ないのも当然ですね。
しかし、我々がそれに業を煮やし「もっと意欲を出せ」と鼻息荒く言ったところで「はいわかりました、では今から意欲を出します」といったものでもないでしょう。「意欲」などというものは講師サイドから嗾けたり作り出してあげたりするものではありませんから。塾は生徒の心にまで介入するつもりはありません。それは自分で醸し出してください。
とは言っても、意欲のない生徒は相変わずこの調子で最後まで・・・そして落ちるんでしょうね。ですが、それも仕方ないことですよね。分からない生徒というのは最後までわからないもんなんですから。
なーんてこと言われないようにしましょうね。皆さん!