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国語対策法を伝授

受験結果は性格で決まる。②

2018年2月22日

 続きです。
 前回「幼児期から手のかからなかった子は受験向きである」というお話しをさせていただきましたが、皆さんは「手のかからない子」にどういうイメージをお持ちでしょう?「真面目」「大人しい」といったところでしょうか?「従順」もそうかもしれません。こういう子は大人を煩わせることをしないので、先生ウケ親ウケしやすく「扱いやすい子」として遇されます。「優等生」みたいに評されることもあります。
 しかし、ここで見落としていけないのは「大人しい子は必ずしも真面目とは限らない」ということです。大人は表面だけ見て安易に「真面目」と「大人しい」をセットにし、子どもを評してしまう傾向にありますが、この両者は全く別物です。「大人しい子は真面目そうに見える」という印象だけの評価なのです。「眼鏡をかけた人は頭が良さそうに見える」「太った人はおおらかそうに見える」。このレベルと同じですね(笑)。
 これと対極的なのが「元気で明るい子」。このセットにも注意が必要です。これも先程と同じく「元気な子は明るく見える」というだけであって、「元気」と「明るい」は全く別物なのです。例えば校内や校庭でいつも大声で走り回っているような「元気でやんちゃな子」はクラスの中でリーダーとして扱われやすく、これはこれで先生ウケするタイプなのですが、実はいじめの首謀者はこういう子に多い。また、このような子は喜怒哀楽の変化が激しいところがあります。わかりやすく言えば「ジャイアン」的な子どもなのですが、いじめをしたり、感情の起伏が激しかったりする子は本当に「明るい子」なのでしょうか?楽しく時間を過ごす中で、笑い転げたりおしゃべりに夢中になったりするのは誰にでもできます。本当に「明るい子」とは普段は目立たなくても、ピンチの時にも動じず、むしろそれをプラス思考で処理できるような子を指すのです。これは子どもの表面的な部分だけしか見ていない大人には気づきません。親御さんや学校の先生方には「子育てのプロ」として、いろいろな角度からお子さんを見ていただきたいのです。「この子はこういう子だ」と決めつけず、可能性を引き出すことにお努めいただきたいのです。
 また、「大人しい子」というのは自己防衛の強すぎる子です。「出しゃばって自己主張すれば友達から反論され恥を掻くにちがいない」「こんな行動を取れば親に嫌われるにちがいない」。「大人しい」というのはそういうことを恐れての、また、プライドを維持するための自己防御姿勢なのです。こういう「心の繊細さ」と「真面目さ」の間には何の接点もありませんので、この両者は(理屈上)結びつきようがないのです。ちなみに何か事件が起こると「あの大人しかった子がどうして・・」と驚くことが多いのですが、これは今まで「ガス抜き」すること無しに自分を抑え、子供らしからぬ「大人しい」という不自然な状況を続けてきた中で起きた偶発的な「ガス爆発」なのです。驚くべきことではなく、むしろ「当然起こり得る結果」なのです。
 このように大人の都合や表面的要素だけで評価すると、その子の本質を違えて理解してしまう恐れがあります。ミスジャッジすることなく、あらゆる方面から子どもの本当の姿を探ろうと努力し、その子の本質に行き着いた後、個性に合わせてオーダーメイドの指導をしていく能力を持つことが、個別指導におけるプロ講師の最低条件なのです。
 次回は(話を戻して)「手のかからない子」とは?について説明してまいります。
 
 
 








 

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