中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

「親主導の受験」と「子ども主導の受験」。

2017年12月07日

※ 既報通り当塾の冬期講習の受付は既に終了しております。来期のご予約も埋まりつつあります。

 2月の受験まで残り50日です。今週末の四谷の合判が終ればすぐ冬休み、それが終れば1月受験2月受験と立て続けに「お腹が痛くなるイベント」が続きます。いよいよ正念場を迎えようとしていますね。インフルエンザの患者が増えるのもこの時期。そんな中「無事に受験を乗り越えられるだろうか?」と最もストレスを抱えているのは、お子さんではなく、実は親御さんなのです。「どう?入試が近づいているけど心境は?」と聞かれてもキョトンとしているのは生徒の方。神経が太いのか我関せずを装っているのかはわかりませんが、焦燥感みたいなものが見られないのです。
 「いやいや、そうは言っても一番ストレスを感じているのは子どもでしょ?」と思われますが、私の感触ではやはり親の方がストレスを溜めこんでいる。当塾はメールで親御さんとのやり取りをするのが常なのですが、特にこの時期は日に7~8件は必ずご父兄からの「ご相談メール」が届きます。その内容は悲壮感あふれるものばかり。まぁ、このようなことは今年に限らず毎年のことなので別に驚くことではないのですが、どうして入試に対し親と子の間でこれほどの温度差があるのかと思ってしまいます。
 これは、中学受験を「親主導」にしているか「子ども主導」にしているかの違いだと考えられます。「親主導」の場合は(言葉は悪いのですが)中学受験成功で喜びたいのは親の方であり、その夢の実現のために子どもを「代理戦争」の戦闘員にしているようなものなのです。その戦闘員が自分の思うように動かないと、自分の願いから遠ざかるような行為をしていると、「勉強しなさい」「やる気を出しなさい」と子どもを責めたり、もしくは「自分のために受験するんでしょ?」「あなたのために・・」と(優しく)誘導したりするのですが、お子さん本人は受験に対してさほどの興味もなく、故に自分から動くこともせず、「理不尽な要求」をする親に反発するか従順なフリをするかでその場を凌ごうとします、で、当然ながら何もしないし学習への意欲を見せようともしない。この状況が入試直前の今の今まで続いているのですから、親が精神的におかしくなるのも当たり前です。
 「だったら、受験は子ども主導であるべきだ」なのですが、それが理想といえば理想なのですが、途中で「やーめた」というケースも多いのです。子ども主導なので、始めたのが子どもであるなら、終わらせるのも子ども自身なのです。子どもゆえに終わらせる理由も「疲れたから」「遊びたいから」と安易なものが多い。安易に始めた受験は親が主導権を握る受験より失敗する確率が高いのです。逆に絶対にブレないお子さんが最後までやり遂げた受験は成功確率がグッと高くなります。しかし、この場合、受験生に圧倒的なストレスがかかる。「御三家狙いの生徒が血尿を出す」なんてことも起こるのです。見ている親としてはそんな子を頼もしく思うと同時に「少しかわいそうだな」(当の本人は自分のためにそうしているのであり、周囲に同情されることを厭がるのですが)とも感じてしまいます。
 私個人は親主導の受験でもいいと思います。親が自分の夢を叶えたい、ひいては子どもに可能性を広げさせてあげたいという「欲望」は非常に正直だと思うからです。これに異を唱える気はありません。そういう私自身もかつては受験生の親であり、今の親御さんの考えと変わらなかったからです。
 そんな中で、過去最も成功例が多いのは「最初は親主導、それがいつの間にか子ども主導の受験になっていった」というものです。
 そうなりたいですね。しかし、それにはコツがあるのです。
 この話につきましては次回とさせていただきます。

 

 

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