「国語の学習法」 要点の見つけ方。②
2010年5月31日
※ 5年生の理科が満席となりました。(スポット授業は可)
※ 夏休みでの講習の参加は可能でございますので、ご希望の方はお問い合わせください。 (代表)
さて、久しぶりの「国語の学習法」です。お忘れになった方は前回の「要点の見つけ方」から復習してください。
前回は「要点をチェックするのは答えの先取りをするため」というお話でした。しかし、生徒は文章内のどの一文も重要なものに見えてしまい、その結果不要な箇所にまで線を引いてしまうというお話もいたしました。
これではいけませんね。国語の大敵は「自己流で解く」ことです。自己流では何年たっても向上しません。プロの解き方をまねる(まねをすることが「学び」の基本です)のが最も効率の良い上達法ですので、是非指示にしたがって実行してください。
文章を読んでいて以下が記された文(部分)に出会えばそこが要点です。見つけ次第、線を引きましょう。
1.「問いかけの文」(読み手に問う文)とその答えに当たる文。
2.筆者の強い意見・考えが述べられた文。
3.「このように~」「つまり」「したがって」で始まる文
4.最終形式段落。
5.具体例の前後の文。
まずはこの5箇所のチェックで十分です。(他にもありますが、それは授業で・・)
そして忘れてならないのが1~5に共通する事項(内容)を把握することです。慣れれば気付くようになりますが、どの要点も述べられた場所は変われど、記されたものはほぼ同じ内容です。つまり、筆者は繰り返し繰り返し同じことを読者に訴え続けているのです。それこそが「テーマ」であり、これは「テーマを知らずして国語の問題を解くことは不可能である」と言われるほど重要なものなのです。「要旨をまとめる」「選択問題で正答を選ぶ」・・などお馴染みの問題のほとんどすべてにこの「テーマ」が活用できます。国語の「万能調味料」といったところでしょうか?
次回は一つ一つについて更に詳しく説明してまいります。