運を育てる。➄
2017年2月03日
※受験の結果が少しずつ届いています。1月受験はパーフェクト。2月も順調に推移しています。
前回の続きです。
個人的な話で恐縮ですが、私は雪深い田舎町の出身です。冬のどんよりした雲が広がる鬱々とした雰囲気を醸し出すような町で育ちました。一方、同じ冬でも関東地方はそれとは対照的で、特に青空が広がり、その下で東京タワーの赤色が映える東京の絵図は、幼心にも憧れを抱かせるものであったと記憶しています。そして願うことは「いつかは東京の、しかも東京タワーの見えることろで暮らしたい」。しかし、この願いはいつの間にか「自然な形」で実現し、現在では毎晩東京タワーの夜景を見て過ごせる環境にいる、に至ったのです。他にも「こうでありたい」「こうなりたい」という願い(正確には「こうなることになっている」という意識)は高い確率で叶いました。どれもこれも「勝手にそうなった」のです。
「自然な形」というのは決して努力してガムシャラに頑張って・・というのではありません。「何だか知らない間に勝手に・・」というイメージでしょうか?また、「~したい」「~なりたい」と「願う形」で夢を見る、のではなく、「こうなることになっている」「理由はわからないが結局東京に住むことにな・っ・て・い・る」と、結果を決めておくだけでOK。そのゴールさえ変更しなければ結局その通りになる・・不思議なことですが(私の体験では)これは事実だと認めざるを得ません。
さて、これを仕事に活用するのが私の務めです。受験生の願いはただ一つ「志望校に合格する」ですね。上記を応用しその希望を叶える。これも私の仕事の一部です。決してガムシャラに努力させたり、根性論を説いたりするだけが講師の仕事ではありません。
「アイスクールでは成績が伸びる」「志望校合格率が高い」とご評価いただけるのも決して私のコーチング能力が高いからでも、生徒が他者の100倍頑張っているからでもありません。「ゴールを確定させる」「変更させない」「それが実現することを信じて疑わせない」この3点を(私が)意識し、(生徒さん親御さんに)意識させるからです。
「そんなバカな!」「なんとオカルトチックな」、と感じる親御さんもいると思います。しかし、そう思われた時点で塾と親の間では不信関係が成立してしまいます。不信関係になると親御さんはちょっとした成績の変化で勝手にゴールや方針を変更してしまいます。ですが、そういうご家庭では夢を手にすることはできません。当塾では塾と親御さんの関係が(一定期間以上のお付き合いの中で)最後まで良好であり、最後まで信頼関係で結ばれているという条件下では、かなりの確率で志望校合格が叶います。
何事もそうですが、疑った時点で夢は潰えます。
途中で紆余曲折があってもゴールを変えない。
夢を実現させる人は最後まで夢を見続けることができた人。
これらは肝に銘じておきたいですね。
次回に続きます。