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国語対策法を伝授

[特記] 夏休み目前です。⑤

2010年5月28日

 昨日は「自分から学習しようとしないお子さん」を軌道に乗せるための手法についてまとめました。

 さて、本日は「夏休みの授業数」についてのお話です。夏休み中の「塾での拘束時間」が短いとやはり心配ですか?。おそらくそれは「授業数が少ない」⇒「その分、子供が遊んでしまう」「受験に必要なカリキュラムが未消化に終わってしまう」という考えに因るものでしょうし、逆に「授業数がびっしりある」と上記の不安がなくなり「何となく一安心」といったところでしょうか。

 しかしまあ、この発想はどの時代のおいても変わりませんね。仕方ないことかもしれませんが(笑)。

 入試成功に欠かせない三大要素は次の通りです。

1.受験への継続的な意欲。

2.学習するために必要十分な時間の確保。

3.厳しい受験に耐え得るだけの体力。

(1.につきましては昨日お伝えした手法で解決されます。2.につきましては自習学習の計画がしっかり整えば「カリキュラムの未消化」が発生する心配はありません。また、3につきましては睡眠時間・栄養のバランスなどご家庭での管理下となります) 

つまり、昨日までの指針で大抵のことが解決されるのですが、更に付け加えたい要素として、

「自分の子供を信じる」

を挙げたいと思います。

 「長時間授業を受けさせておけば子供はサボらない」。確かにそうかもしれません。しかし、その発想は取りも直さず「自分の子はほっておくと勉強しない」⇒「自分から自主的に学習するはずがない」というお子様への不信から生じているのではないでしょうか?(お子さんが信じられない状況での受験も如何なものかと思いますが)

 幕末から明治にかけての変動期、松下村塾などに若者が集ったのは「親が勉強しろとうるさいから」という理由からではないでしょう。また、「うちの子はほっておくとサボるから」でもないでしょう。彼らは理想に燃えていたので、自分の意志で入塾し、目をギラギラさせながらあらゆることを自発的に吸収し、学ぼうとしたに違いありません。そうです。先ずは「志ありき」なのです。

 そして、親は「自分の子は勉強嫌いだ」と決めつけてはいけません(ご父兄がかつてそうであったとしても)。そうなってしまったとすればそれは先日申し上げた通り「勉強嫌いにさせた要因」があったからです。その要因が取り除かれ、自分にとって本当にやるべきことが目の前にあり、それに向けてチャレンジしよう決意したときお子さんはこちらの予想を上回る意欲と行動を見せます。その熱意は前述の「幕末の若者」のそれと変わりません(この流れがスムーズに機能しているせいか、当塾の生徒もこちらが驚くほど意欲的に学習します)。 もう一度言います。お子さんを信じましょう。

 話は変わりますが、塾とは何でしょう?それは意欲に満ちた生徒の自習精神を妨げない程度にバックアップ(知識・情報の提供・質問に対するアドバイスなど)するための機関であり、全面的に頼るべき存在ではないのです。まして「託児所」などではありません。

 しかし、集団塾での授業の実態はどうでしょう?「そこにいるだけで勉強した気になっている生徒」「講師の目が届かないところでは、授業に集中せず手遊びをしたり、隣の子と小声で私語を交わす生徒」「わからない問題について質問したくてもそれができない現場の雰囲気」「集団ゆえに派生するいじめ・学習に不要な友だち関係維持への気遣い」そして、「やる必要がないと思われる無駄な内容をも含んだ膨大な宿題の提出義務」。何だ、これじゃ公立小学校の授業実態とそんなに変わらないじゃないか!。はい、おっしゃる通りです。すべての塾がそうだとはいいませんが、ほとんどがこのようなものに満ちている状況です。これが夏休み期間中続きます。そして、その真実をよくご存知ではない父兄は「よく頑張っている」と評価するでしょう。しかし、その割には成績が伸びない。その理由が上記からお分かりいただけるでしょう。 ぞっとしませんか?

 「塾通いで成績が伸びるのは全体の2~3割程度にとどまる」という話もあります。上記の繰り返しだとそのような結果になるのも仕方ないですね。

 もう一度言います。塾は頼るべきところでも、依存すべきところでもありません。スムーズな自習学習を図るために利用するための機関なのです。

 週2~3回の授業。これで十分です。そこで受験に欠かせないノウハウを教わり、残りの4~5日で自分の裁量でそれを吸収し、消化し、発展させる。これが私の考える理想の「塾通い」であり、当塾のHPで謳っている内容の通りです。

 先日の「夏休みの授業数が少なくても大丈夫ですか?」というご質問への答えは、以上の内容から察していただけると思います。「授業数を減らす」のはお子さんを甘やかすためでも、大見得を切るためでもありません。「合理的に成績を伸ばすため」「自主的な学習習慣を根付かせるため」「自分でしっかり考える時間を与えるため」です。ですから、逆にお子さんにとってはハードルが高くなるかもしれません。(ダラダラと夏期講習に参加するほうが楽かもしれません。しかし、拘束時間が長いと更に自主的に学習しよういという気力はなくなりますね、それは如何なものでしょうか?)

 受験生としての夏休み。悔いなくお過ごしください。

 次回は「国語の学習法」に戻ります。

※ 当塾生のMさん。YTテストでのクラスアップ(B⇒C)おめでとうございます。自分のペースで学習する習慣が身につくとドンドン意欲的に前に進めますね。偏差値の大幅アップ!これも素晴らしい!今はとても充実していると思います。この調子で頑張っていきましょう。

 

 

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