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国語対策法を伝授

ミスしないことを徹底させる。

2016年11月29日

※ 今年は既に定員に達しましたので、レギュラーでの授業はキャンセル待ちの状態ですが、冬休みには多少空き時間がでるかもしれません。最後の追い込みをご希望の方はお問い合わせください。可能な限り対処いたします。(先着順) 

 2月の入試まで残り65日となりました。受験生の皆さんは日々過去問対策に追われていることと思います。その場合どうしても結果に一喜一憂してしまいがちなのですが、そこはぐっと堪え、この時期は「合格最低ラインを確実に確保するために作戦を練る」ことを優先させてください。そのために大切なことは以下の2点です。しっかりおさえてください。

1.毎年共通する出題内容・傾向を探り、その中で合格ラインに達するために取るべき問題と捨ててもいい問題を予め決めておく。
2.時間配分は自分に合わせて決めても構わない。だが、その決められた時間内で力を尽くすことを守る。

 さて、生徒の過去問を添削・採点していて気になることがあります。それはミスが多いということです。そして、もう一つ気になるのは問題が解けなかったときには悔しさを滲ませるのに、ミスについては意外と淡々・寛容だということです。中には笑いながら「あー、やべえ」で済ましてしまう生徒もいるほどです。

 おそらく「今回のミスは偶々、そんな単純ミスはそう何度も繰り返さないよ」「だから次回は大丈夫」ということなのでしょう。ですが、「ケアレスミスの常習犯」みたいな生徒は結局また同じようなミスを繰り返してしまうのですね。特に男子にその傾向が強いです。だから「男の子は雑でいい加減」というレッテルを貼られてしまうのですよ。
 ミスの具体例としては

1.設問の読み間違い(当てはまらないものを選ぶべきなのに、当てはまるものを選んでしまったなど)。
2.数字の記入ミス(下書き時には正しい答えを導いたのに、解答用紙に書くときに違った数字をかいてしまうなど)。
3.単純な計算ミス、漢字の止め撥ねミス。
4.国語の抜出・記述問題での誤字脱字。
5.設問に書かれた条件の見落とし。

などが挙げられます。

 これは過去問に向かうとき「一期一会」の意識が希薄だからです。自分の人生に多大な影響を与えるかもしれない中学入試。その事の重大さがまだわかっていないから、集中力が伴わないから、きちんと仕上げていこうという意識がないから、精神年齢が低いから・・・ミスをするのです。まず気を充実させることから始めてください。もし気が伴わなければ「過去問の取り組み」を一旦中止し、その時間を各科目の総復習に当ててください。

 ところで、じゃんけんで3連勝すれば「勝ち点3」を得られますが、1回負ければ2勝1敗で「勝ち点1」しかもらえません。つまり「勝ち点2個分」が失われるわけです。テストも同じです。ミスが恐いのは単に1ポイント失うというだけではなく、同時に1ポイントを得る機会も失ってしまい、合計2ポイントの損失になるからです。それを積み重ねてしまうかもしれない恐怖。たった1点差でも受験生何十人、何百人と差がついてしまうことを考えれば、テストをいい加減に扱うなどできないはずです。この辺りをシビアに考えていただければと思います。

 「一度でも塾や家庭で解いたことがあるであろう正答率50%を超えると見込まれる問題でポロポロ落とす」、これが入試で失敗する最大要因なのですが、「難しくて解けなかった」から落ちる生徒の敗因が単なる勉強不足だとすればまだ納得できますが、「ケアレスミスに因る失点」であれば精神的なダメージは相当大きいものになります。「実力があるのに落ちた」「受かるはずだったのに落ちた」ことになるからです。こんな悲しい結末にするもしないも自分次第だということを自覚してください。

 みんなが解けないような難問奇問を平気で得点する能力以上に必要なのは、簡単な問題を手堅く得点するような能力。中学入試で成功するのはそういう力を持っている生徒です。今後過去問に対峙するときは「今日はミスをしないよう慎重に取り組もう」と宣言してからスタートすることをお勧めします。


 入試までまだ猶予があります。この間で「雑で集中力に欠けた性格」を「ミスをしない堅実な性格」に改善していきましょう。


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