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国語対策法を伝授

子どもの育て方。➄

2016年10月07日

 続きです。本日は父親についてです。
 夫婦二人暮らしの生活が、母親の出産後には激変します。新たな家族が増えたことの喜び以上に、今までの生活スタイルがリセットされますので、その戸惑いは相当なものになると思います。
 赤ちゃんなど抱いたことがない男女が、父親母親になって初めて「こわれやすいもの」を抱くときの不安、子どもの夜泣きでほとんど睡眠がとれないストレス、おむつの取り換え、離乳食作り、急な発熱、哺乳瓶の消毒などで一日中テンテコ舞いの忙しさ・・でクタクタになると思います。夫婦双方に疲れが溜まり、ささいなことで喧嘩することにもなるでしょう。
 最近よく聞かれる「産後ウツ」というのは、女性のホルモンバランスの変化にこういう事情が加わってのことだと思います。実は男性も、外での仕事のストレス、家での子育てストレスで男性ならではの「産後ウツ」を抱えることになります。しかし一番ストレスを抱えているのは母親で、それは逃げ場がないからなんですね。一日家の中で、一人で子どもを育てなければいけないお母さんの苦労は相当なものだと思います。
 さて、そこで父親ですが、育児は奥さんに任せっぱなしで自分は参加したことはなかった、おむつの取り換えなんてしたこともない、などと言う方にお子さんの中学受験をあれこれ語る資格はありません。子育ては母親任せで、自分は放棄し逃避してきた父親に「~しなさい」などと子どもに偉そうに命令する資格はないのです。最近「イクメン」という言葉がありますが、子育てに父親が参加するのは「偉い」「頑張っている」ではなく、「当たり前」のことなのです。自分から一生懸命子育てすることで子どもへの愛情が実感でき、赤ちゃんもそれを感じ取ってくれます。そういった日々の積み重ねが父親と子の間でゆるぎない信頼関係を築いていくことになる。中学受験どうのこうのを語りたければ、最低限の子育てに参加・貢献していなければなりません。
 子育てに関心がなかった、だけど偉そうなことを言う父親。そのような家庭が中学受験に臨む場合、私の過去の経験で父親が「妙に高飛車で偉そう」だった場合は、たいてい不本意な結果で終わっています。なぜならこういう家庭は、父子の信頼関係を築いてこなかった、築くことを怠たってきたがために、子どもが父親の言うことを素直に聞かない(けない)実行しない(できない)システムになっているからです。
 子育ての苦労をしたことがないのに、中学受験成功というおいしいところだけを取ろうというのも虫のいい話。
 中学受験に関わる時間が長いのは母親の方ですが、実際に中学受験の合否に重大な影響を与えるのは父親の方です。
 次回に続きます。
 

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