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国語対策法を伝授

子どもの育て方。③

2016年10月04日

 続きです。
 昨日のお話の続きですが、子どもは「なんとなく」産むものではありません。よく「大家族」をテーマにしたドキュメンタリー番組が流れますが、例えば10人の兄弟のうち、一人が「将来医者になりたい、医学部へ行きたい」と訴えても「10人兄弟だから我慢しなさい」、「~を食べたい」「~に行きたい」と訴えても「うちには余計なお金がないんだから我慢しなさい」の鶴の一声で終了してしまいます。するとこのお母さんは「子どもに忍耐力と逞しさを授ける肝っ玉母さん」と称賛されたりもするのですが、では、せっかく生まれてきたのに希望する生き方を限定されてしまう子どもの立場は?と思ってしまいます。
 私は親の都合で子どもを産む以上、子どもには「生まれてきてよかった」「この両親のもとで育ってよかった」を実感させることが親として最低限の義務だと考えています。何度も言いますが、子どもは自分の意志で生まれてきたわけではないのです。親には保護責任があります。
 まあ、簡単に言えば幼児期から子どもをトコトン楽しませることが大事だということです。ほしいものがあれば与え、食べたいものがあれば食べさせ・・つまり「望みは自然に叶うものなのだ」「親に遠慮など必要ないのだ」でお腹をいっぱいにさせることが大事だということです。
 こう言うと「それは甘やかし過保護では?」「忍耐力が育たないのでは?」と反論されます。しかし、我慢して身に付けた忍耐力は何をもたらせてくれるのでしょう?例えば忍耐我慢忍耐我慢の繰り返し、周りからは自分を犠牲にして頑張っているね、偉いねと褒められつつ一生を終えたとき、「ああ、楽しい人生だった」という感想を残して逝けるでしょうか?「あの人は誰にも迷惑かけず頑張った、良い人だったね」という感想をこの世に残して終わりです。そのような他者からの賞賛を得るための生き方で満足でしょうか?私は無味乾燥な賞賛より、子どもに実利を与えられるような育て方をするべきだと思います。子どもを幸せにするのは親の義務ですから。
 中学受験の話に戻すと、親から我慢忍耐を日頃から強いられた子は親の顔色に敏感です。自分の望みを叶えてくれそうもない親の一瞬の隙、機嫌のいい一瞬を狙って、そこで自分の要望を(恐る恐る)提示します。こういう子は親に対する警戒心・用心深さが強い傾向にある。胸襟を開くことが躊躇される相手に、何で子どもは自分の身を託すことができるでしょうか?この信頼関係の希薄さが何年か後の中学受験の際、大きなマイナスポイントとなるのです。

 次回に続きます。

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