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国語対策法を伝授

入試まで残り150日です。

2016年9月01日

 夏期講習が終わり、9月に入りました。そして入試まで残り150日となりました。夏期講習前は学習の後れを取り戻そうとスケジュールを立て、意気揚々と夏休みを迎えたはずだと思います。しかし、実際はどうだったでしょう?学力が向上した感もなく、不安を抱えたまま9月に行われる全国模試を迎える方も多いのではないでしょうか?
 毎年思うのですが、講習明けに学力が相当伸びたと実感できるのは、ごく限られた生徒だけではないでしょうか?朝から夜まであんなに頑張ったのにどうして・・?と思われる方も多いでしょうが、実態は「朝から夜まで塾で頑張った」のではなく、「朝から夜まで塾に居た」。「塾に居た時間」を「勉強していた時間」「頑張った時間」とカウントしてしまうからです。
 更に加えると、この時期の生徒の大半はまだ受験生としての当事者意識がありません。志望校といってもまだ決定していない子や、決定したとしても実感の持てない子が多く、対象が不明でぼんやりしている。故に、何に向けエネルギーを放出していいのかがわからない。受験生当事者そのものになり切れていないので、ついつい目先の「楽」を優先し、やる気や集中力を欠いてしまう、そして真剣味が欠落したままの塾通い「習慣としての塾通い」で夏が終わってしまうからです。
 子どもは大人と違い逆算して物事を考えられません。将来のことを考えて今やるべきことを実行する、という「大人が望む理想像」通りに子どもは動いてくれません。大人の方程式を子どもにあてはめようとしても無理なのです。その無理に当てはめようとする行為がとりもなおさず「親子喧嘩」を招くのです。これほど不毛で非生産的なものはありません。親御さんに望むことは「その日が来るまでじっと待つ」ということです。「実り方が遅い」とばかり青い実を無理矢理取って商品価値のない果物を収穫するような「愚」を起さず、しっかり熟するまで待つことが大切なのです。
 さて、入試まで残り150日ですが、ここからが本当の勝負です。夏のグダグダをチャラにしてしまうくらい強力な期間となります。この時期からが大事だという理由は、生徒に当事者意識が芽生え、逆算して取り組めるようになるからです。子どもの脳も大人のそれへと成長していくのもこの時期で、やっと大人の思考で物事が考えられるようになるからです。ここまで辛抱して待てた方はもうひと踏ん張りですね。夏に成果が出なかったからと言って、そこで悲観してしまい中学受験をリタイアしてしまう方もいますが、これこそ負け組の典型的な行動パターンです。徒労だけを重ね「実」を得られるまで待てない。中学受験で最も大切な資質は親子共に「忍耐力」であることをお忘れなく。
 次回は、前回少しだけ触れた算数のお話の続きです。
 

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