中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

成績が伸びない本当の理由。➅

2016年5月06日

 GWも終わりました。受験生の皆さんはこの「まとまった学習をする絶好の機会」を逃すことなく日々過ごせたかと思います。
 さて、今回は前回申し上げた通り「成績を上げるための授業の受け方」についてお話しします。
 その話をする前に私が大手塾で講師を務めていた経験を申しますと、授業時に学習意欲を前面に出してくる生徒は全体の3割程度、クラスが下位になるほどその割合は更に低下していった感があります。
 その理由が講師の拙い授業に因るものであれば、一概に生徒を責めることはできません。むしろ被害者ですね。しかし、サボる生徒というのは講師の力量に関係なくサボります。自主的に学習できない生徒は塾に通うこと=勉強している、と勘違いしていることが多い。要は勉強が好きではない生徒、目的意識や当事者意識に欠ける生徒がクラスの過半数以上を占めていることになります。下位になるほど割合は増える。ショッキングな話ですが、現場でリアルな体験をした私から言わせれば現実はそうなんだろうと思います。
 そもそも洋の東西を問わず子どもが意欲的に学習する時代、そんな歴史はないのです。子どもはいつでも勉強より遊びの方が好きなのです。遊びと勉強、その違いはワクワク感・躍動感の差でしょうか?「子どもは大人より体の表面積が少なく、まだ成長過程なので始終動いていないと一定の熱量以上を出せず、その熱量は体の成長・活性化に不可欠なので彼らは年中チョコマカしている。落ち着きがないのもそのためである・・」という話を聞いたことがあります。もしかすると子どもの本能がワクワクできないもの=活発な動きを促せないものを拒絶する仕組みになっているのかもしれません。一方でその段階を終え、子どもながらに「落ち着き払っている老成した子」もいます。よく精神年齢の高い子は受験に向いている、と言われますが事実その通りで、御三家レベルの学校に受かる生徒はもはや子どもの顔付ではありません。体つきも大きい子が多い。彼らは「チョコマカ段階」を終えた後にタイミング良く学習期を迎えられたのかもしれません。私は早生まれの生徒さんに慎重に接するのは、同じ小学六年生でありながら、精神年齢がまるで違うからです。接し方を間違えると「幼い子にありがちなキレ方」をしてしまいますからね。勉強どころではなくなってしまうのです。
 自主的に学習しない理由に「めんどくさい」というのがあります。しかし、よくよく聞いてみると問題を解くのが面倒なのではなく、じっと机に向かっていることが苦痛らしいのです。これを「めんどくさい」と表現しているのです。じっとしているのが苦手、それは先に述べた理由によるもの。もしかすると勉強というのは子どもの時期にやるのは少々早いのかもしれません。それでも学校では「頭が柔らかい成長期にうちに」「将来のことを考えて」と、子どものうちから彼らを押さえ込んでガンガン教えていきます。まあ、世界中そうですからね。若い時期から学んでいくことは重要でありそれを否定するつもりは毛頭ありませんが、その結果、子どもは知識を得る楽しみ以上に、忍耐力・叱られ慣れ力を鍛えられることになっていきます(笑)。もう「勉強大好き」などと言っている余裕はなくなるのですね。これは残念なことです。最近書店に並ぶ「中高6年間の英語」なる本も買い手のほとんどが大人であり、リアルに必要であろうはずの中高生が手に取る姿をあまり見かけないのもそういうことだからかもしれません。
 話を戻します。勉強しない理由「めんどくさいから」と双璧なのは「そもそも勉強が嫌いだから」「勉強に興味がないから」です。
 次回はこのあたりについてお話ししつつ、「成績を上げるための授業の受け方」の話に近づけていきたいと思います。

 

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