中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

成績が伸びない本当の理由。③

2016年4月13日

※ 今年も徐々に空きコマが少なくなってきました。成績向上を真剣にお考えの方はお問い合わせください。
  さて、「授業の見せ方」ですが、前回申し上げた通りまずは「疑問を残さない授業を心がけること」。これが大事です。 
 次に大事なのは「生徒は何もわかっていないという前提で授業を進める」ということです。例えばパソコン導入初期のころ、その操作方法がわからず電話で問い合わせたところオペレーターに「では、パソコンを立ち上げてください」と言われ、パソコンを壁に「立て掛けた」、パソコンを持ったまま「立ち上がった」などという(笑い話)を聞いたことがあります。業務に慣れている側にとっては知っていて当然の知識でも、その理解が皆に浸透しているとは限らない。そこを慮る感性が足りないと「いい授業」=「いい見せ方」にはなりません。
 更に「問題の映像化を図る努力」も「いい見せ方」には欠かせません。算数でも国語でも成績が伸びない生徒は「脳内で事象を具体化できない。抽象的理解のままでむやみに足掻く」という特徴があります。算数なら線分図や面積図を描かず式と計算だけで解こうとする、国語なら読み方に工夫を施さない、タイプのお子さんです。これはめんどくさいからそうしないというより、そもそも何を優先すべきなのか理解できていない、理解できないということは「理解させるための授業を受けられていない」ということです。
 「理解させる授業」=「個別の問題の映像化を図る授業」を行うことが必要ですね。算数なら図や線を多用すること、式の途中で初見の数字が出てきたらその出元・出た理由をいちいち説明する。これが大事です。国語なら「いい見せ方のできる先生」=「うまい先生」は「文章に沿ったたとえ話」ができます。それを多用すること、これが大事です。あえて子ども目線に落として話をわかりやすく理解させようと努められる先生になることが求められます。国語の苦手な生徒は自分の「読みの解釈」に自信が持てません。その不安を一掃するための「たとえ話」は有効であり重要です。
 「授業時の話が面白い先生」についてお子さんが語るとき、それを聞いた親御さんの中には「塾に楽しく通っている、良いことだ」=「このままいけば成績が上がる」と単純に考えてしまう方もいます。が、それが「授業と関係ない子どもウケのいい素人漫談に終始する先生」なのか、「図や線、たとえ話などを多用した授業を受けた結果、すーっと内容が理解できるようになり算国共に楽しくなってきた、そういう授業を受けさせてくれる先生」なのか、その判断を誤ると結果に雲泥の差がでます。お子さんの言動の中身をそのまま受け取らず、よくよく吟味するだけの思慮深さを備えることは、受験生を持つ親御さんの必須条件ですね。
 続きは次回です。
 

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