塾の役割とは。③
2016年2月23日
入試が終わり一カ月になろうとしています。月日の経つのは本当に早いものです。そして毎年のようにこの時期は「合格の決め手となるのはやっぱり学習量だな」と実感します。
「頭のいい子が合格する」と言われます。それは本当です。ですが、先天的なもの、遺伝の絡みでそうなるのではなく、繰り返し繰り返し怠ることなく学習を続けた結果そうなる。そうです。受かるのは「頭のいい子」ではなく、「頭がよくなった子」なのです。今年もそれを実感しました。
さて、そうは言ってもうちの子は自分から机に向かおうとしない、そのように自主性に欠ける場合はどうすればいいのでしょう?と質問なさる方もいるでしょう。私は、受験当事者である本人にその意欲がなければ、受験を断念していただきたい、とお答えしたい。これが本音です。しかし、まだ思考が未熟な子どもであるがゆえに、それゆえに大人の思うように子どもは動かないという前提があれば、早々に断念させるのは少々酷かな。だとしたら強制的にでも家庭学習をさせなければとなるわけです。
塾からの強制的な家庭学習、平たく言えば「宿題」なのですが、この宿題、家庭の事情も考慮せず大量に出す塾と、学習は塾にお任せ、と、家庭の負担を減らすために最低限の宿題しか出さない塾があります。
さて、この両者。子どもにとって益となるのはどちらなの塾なのでしょう?
答えは次回です。