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国語対策法を伝授

四谷合不合判定テストの講評。②

2015年12月15日

※ 当塾の冬期講習は24日(木)14:00~16:00の1コマ以外は満席となりました。 

先日行われた四谷合不合判定テストの講評を(主観ではありますが)させていただきます。

算数・・問6までは比較的容易だったのではないでしょうか?問7以降は厳しいものが多かったです。初見の問題もあまり見かけませんでした。こういう問題構成のときは前半でケアレスミスをするかしないかで明暗が分かれます。「最後の模試です。本番でも不注意には気を付けてください」というメッセージを発信することが今回のテストの目的だったのではないでしょうか?

国語・・難問も程良く散りばめられた、しかし全体的にはオーソドックスな問題で構成されていました。模試も終盤ですが、なのに「何時まで経っても国語で点が取れない・時間がかかってしまう」とお悩みの生徒は「はたして自分なりに工夫する努力をしてきましたか?」「模試は複数回ありましたよね。その度ごとにそれを有効に活用してきましたか?」と問いたくなります。

理科・・前回の計算だらけの問題と比べると一問一答式の問題が多かったように思います。理科の基礎知識をきちんと押さえていたか否かで明暗が分かれると思います。今回は四教科の中で最も容易だったのではないでしょうか?

社会・・これも基礎中の基礎を集めた問題構成のようでした。ただ、量が多いので時間との格闘に悩まされた生徒も多かったのではないでしょうか?理科同様、最低7割は取りたい科目です。

 さて、毎年思うのですが、模試を「おみくじ扱い」する生徒が多いです。どういうことかと申しますと、どちらも「結果だけ見てあとはポイ」だということです。おみくじで吉が出たか凶が出たか、そこに一喜一憂してあとはポイ。おみくじに書かれた「ありがたい教え」などは適当に読んで、あとは木に括り付けてハイ終わり、大半の人はそうではないでしょうか?

 模試は受験料だけでも何千円とかかります。コンビニでの4~5時間分のバイト代に相当します(笑)。また会場に行くにも交通費・時間・その他労力もかかります。なのに、成績・順位・偏差値・合格可能性だけを見て、そこで親子で一緒になって一喜一憂してあとはポイ、というのではあまりにもったいない。これでは子どもの金銭感覚までおかしくなってしまいます(笑)。

 模試の結果(返却された答案用紙)は宝の山です。「宝の山」ゆえに受験料が高いと思っていただいてもいいと思います。自分の得意分野苦手分野を明確にしてくれる、なぜミスをしたのか?その理由を教えてくれる、自分に足りないものを気付かせてくれる・・などなど。「今回のミスをプラスにし、得点化できればいいのだ」「それを積み重ねれば漏れがなくなり、ひいては受験に成功するのだ」。そうです、模試の結果は「受験成功をナビゲイトしてくれる貴重な情報の山」なのです。なのに、それを簡単にポイしてしまう。しかし、大半の生徒がそうなのです。これでは受かるはずがない。第一志望校にすんなり合格できる生徒が少なく限られているのはそういうことだからです。
 「自分のミスに対峙して、これ以上みじめな思いをしたくない」「できなかった問題をもう一度直視するのは耐え難い」「嫌な結果は早く忘れたい」という理由で解き直しを拒む生徒は多いと思います、が、「嫌だから見たくない」のでは子どもです。そのような幼稚なお子ちゃまでは入試には受かりません。固より受け入れる中学側も「幼稚な人間」は要らないはずですから、そういう生徒は自然に淘汰されます。受かるのは「清濁併せ呑む」くらいの度量のある「精神的に大人である生徒」のみです。上位校では尚更その傾向は強いです。ご覧いただければわかりますが、そこに通う彼らの顔付は大人そのものです。

 一流の子どもになる。それは一流の親に育てられた結果です。「トンビが鷹を産む」ことは稀で、現実は「トンビの子はトンビ」「鷹が鷹を産む」であることが多いという印象です。例えば模試の結果に関する「お悩み相談」でも「うちの子の成績が悪かったのです」と嘆く親と、「うちの子が模試の解き直しをしようとしないのです」と嘆く親とでは、その受験生の親としての資質に大きな差があります。私も長年いろいろな親御さんを拝見してきましたが、子どもを成功させるのは圧倒的に後者タイプです。模試は練習試合に過ぎない。それは本番で成功するために、その前に問題点を洗い出し、その克服に努めるためのものである。そのような物事の本質を理解し、更に深く追究しようとする親からは、これまた思慮深いお子さんが生まれ育つというものです。たかが練習試合の表面的な出来不出来でいちいち一喜一憂しているような「感情をコントロールできない幼稚な親」の子はやはり幼稚です。

 模試は結果以上に、その後それをどう処理し活用してきたのか?その履歴の方が重要です。「当塾の作成した模試の問題が御三家の入試でも出題されました」をウリにしている塾もありますが、その塾に通っていたとしても「模試が終わって結果もわかったから、後はゴミ箱へポイ」などとやっていると、その幸運を受け入れられずに終わってしまいます。模試の処理をないがしろにする生徒は受験の神様からも見放されるのです。

 模試も終わり、次は1月受験、更に2月の本番を迎えることになります。入試は何が出題されるかわかりません。だからこそ貪欲に、だからこそ活用できるものは全て活用するくらいの意欲がなければ、勝ち抜くことはできないのです。お子さんは固より、親御さんもその意識も持たれることを期待したいと思います。

 

  


 




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