四谷合不合判定テストの講評。
2015年11月24日
今月15日に実施された四谷合不合判定テストの結果がそろそろお手元に届くころかと思います。入試までに残された時間は短いですが、模試の結果が良ければ自信を持って、しかし驕らず、悪ければ不備を補って、しかし落ち込まず、それを最大限に生かす努力をしていきましょう。では、簡単ではありますが各科目の講評をさせていただきます。
算数・・平均点83
四教科の中で最も点が取りやすかったのではないでしょうか?大問1~4はケアレスミスをしない限り得点可能な容易さでした。大問6の2はつるかめ算で解きたくなりますが、それに拘ると時間だけが過ぎていきます。同じく大問6の3は文章読解力が関わります。今回は後半の大問8、9が比較的簡単でした。「最終問題は難しい」と思い込み過ぎると、結果的に易しい問題を見落とすことになります。先入観を持たないことも大切です。
国語・・平均点79
標準問題という印象です。漢字・語句にも難しいものは見当たりませんでした。やや記述問題が多かったかもしれませんが、それほど長々と書かせるものではありませんでしたので、空欄にしない勇気・時間配分が求められました。今回は物語文が主人公の気持ちが読み取りやすい分容易だったかもしれません。
理科・・平均点46
今回最も手古摺っのはこの科目ではないでしょうか?大問1の気象以外はほとんど計算問題でした。難しいというより時間がかかったかもしれません。化学系も物理系も「実験結果の表やグラフを参考にして、如何に自分なりに的確な比例式を仕上げられるかどうか?」で明暗が分かれます。それが未だに理解できない生徒は低迷が続くと思われます。
社会・・平均点55
この時期にしては時事問題が少なく、比較的解きやすかったと思います。歴史は鎌倉期と室町期の政治の仕組みの対比がよく出題されます。公民が細かいところまで聞いてきましたので失点するとすればそこでしたね。渋沢栄一が出てきましたが、テキストに頻出する人物だけでなく、同世代を生きた傑物にも着目できるような幅広い知識欲が必要ですね。