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国語対策法を伝授

子どもを勉強嫌いにさせない方法。⑧

2015年11月12日

 続きです。
 「うちの子は集中力がない」「根気もやる気もない」とお感じでしたら、先ずお子さんの体力不足を疑ってみてください。そして、その体力不足の根源が睡眠不足にあることもご認知ください。自然に眠くなる時が寝頃、自然に目覚める時が起き頃。受験生は自分の適性睡眠時間がどのくらいか?を計り、逆算して先ず物事を睡眠ありきで考え、残った時間で学習する習慣をおつけください。また、朝方夜型に拘ることなく、自分が「ノっている時間」こそが「適正学習時間」だとお考えてください。
 さて、睡眠を十分取ったとしても嬉々として机に向かう生徒は少数です。これは「勉強アレルギー」というものではなく、「取っ掛かり不足」に因るもの。親御さんが強制していいのはこの段階のみです。「はい、時間がきたから机に向かいましょう」と働きかけるだけでいいのです。それでも動かないときは機械的にこの言葉を穏やかな口調で繰り返してみてください。お子さんも根負けして机に向かうはずです。しかし、「うるさいな」とか反抗する子もいます。反抗されるのは親御さんに原因があります。日頃から口うるさくあれこれ干渉する親に子どもは毎度ウンザリしています。「また、ガミガミお説教かよ」というのが本心です。親御さんがうるさければうるさいほど、皮肉な話ですが、お子さんはますます動かなくなります。子どもを意固地にさせたくなければ親は「口うるさい自分」から脱皮し、感情的になりがちな「幼い自分」とも決別しなければなりません。日頃は優しい、しかし、肝心なところではピンポイントで叱咤する親御さん。こういう親御さんに育てられたお子さんは「日頃ノホホンとしているうちの親が叱るというのは、余程のことがあってのことだな」と真剣に受け止め、結果「親の言うことを一発で素直に聞く子ども」に育ちます。事実、成績を伸ばしている子を持つ親御さんは、私の知る限り皆さん「やわらかい感じ」の方が多いです。
 親御さんはお子さんを机に向かわせることのみに注力してください。あとは遠くから見守るだけでいいのです。お子さんは一度机に向かえば、私が常日頃申し上げている「作業興奮状態」に入り、外部が黙っていても、勝手に集中していきます。「あえて子どもに無関心なフリをする」のも「親の大人としての力量」です。子どもを産んだらそのまま「親としての本当の力を持った大人の親」になれるわけではありません。未熟な親に育てられる子は不幸です。「本当の大人である親」に育てられたお子さんは「幼稚さを微塵に感じさせない大人の思考ができる子ども」に成長していきます。機会があれば難関校と呼ばれる生徒さんたちの登下校風景をご覧になってみてください。「本当の大人」に育てられ、総合力を鍛えられた子どもの顔付は、皆大人のそれになっていることにお気づきいただけると思います。内面の充実ぶりが外見からもわかります。
 子どもに睡眠を充分取らせ、親は自分の立ち居振る舞いを自己管理しながら我が子に接するようにしていく。これだけで学習環境・親子関係は十分変化します。
 次回に続きます。
 
 

 
 

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