中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

ホーム > 最新情報&代表ブログ
国語対策法を伝授

テストの受け方。②

2015年8月23日

 「ミスを最少に抑え、得点を最大にする」これができれば入試は成功します。前回はミスについての例をいくつか挙げましたが、その中で本日は「ケアレスミス」を取り上げます。
 ケアレスミスは不注意が原因で起こります。その不注意は、1.焦り、2.緊張感の欠如など精神的な理由、つまりテスト中に起こる心の動揺が原因で生じることが多いです。
 例えばお化け屋敷に入るときのことを想像してみてください。入口の暗闇がすでに入場者の心理を不安に陥れます。そして不安を抱えたまま入りますから、前方・足元には注意は向きますが、なかなか頭上には注意が向きません。その注意が向かわない頭上からドスンと・・ということがあります。テストでも同じです。「おっかなびっくり」でビクビクしながら試験に臨めば、注意が散漫になり、思わぬところでミスを起こします。逆にケアレスミスをしない生徒もいるのですが、そういう子は上位生、普段から高得点に慣れている生徒に多く、不安や恐怖といった精神状態とは無縁です。そして自信満々でテストに臨み確実に得点します。「ケアレスミスをしない子は慎重な生徒」と言われますが、これは先天的にそうである必要はありません。上位生の中にも雑な生徒はいますが、ライオンがウサギを襲うときは大胆に、しかし、最後に仕留めるときには慎重であるように、自分ができるとわかっている問題に対しては最後に慎重さを発揮し、確実に得点する術を心得ています。ですので、年中慎重且つ冷静である必要はないのです。
 一方、 ケアレスミスをするタイプの子は下位生に多く見られ、下位生の多くは「付け焼刃程度の表面的な理解で満足してしまう生徒」です。付け焼刃程度の生半可な知識と理解しか身に付けていないことは、本人も重々承知していますので、何時化けの皮が剥がれてしまうかわからない、その恐怖で毎回テストを受けるときは不安で不安でたまらない、何度もトライしているのに、その度毎に不安になる→ケアレスミスを繰り返す、を重ねてしまいます。解く問題解く問題全てが不安ですので、自分の答えに確信が持てない。持てないから「どうせ間違えているにちがいない」「見直しても意味がないかもしれない」という気持ちがあるから、慎重さを発揮し確実に得点しようという気に至らない。それだから、計算も、漢字も「きちんと仕上げよう」という意欲が薄らいでしまうのです。
 ケアレスミスを避けるのは、生まれ持った慎重さでも、見直しでも、検算でもないのです。確固たる自信を身に付け、一発で正答を得ることができる「確固たる真の学力」を身に付けることが大切なのです。そのために必要なのは誰にも負けないくらいの学習量、ですが、その学習も知識・理解を定着させるためのものに特化させなければ学習とは言えません。簡単に妥協してしまう甘い生徒ほどケアレスミスを減らすことはできません。
 自分に甘い生徒は「あのケアレスミスさえしなければ本当は合格ラインに達していたのに」と自分を慰めますが、本当の点とはケアレスミスを重ねた目の前にある結果を指しているのです。試験後ケアレスミスした部分を加算して「本当はこんな点数ではなかった」「本当は合格していた」と後で嘆いても覆水盆に返らず。嘆く暇があるなら、その時間はテストを目の前にしても動揺しないくらい自信が持てるよう学習に費やす方が賢明です。 

 次回に続きます。
 

 

記事情報
全て表示
カテゴリー: アーカイブ:
検索
検索:

RSS
第一志望として考えたい厳選主要中学校30案内東京23区
豊洲事務所外観
トップページ 当社の理念 無料体験授業 入会手続き及び
入会金・指導料金
指導スケジュール 人材募集