中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

受験を考える方々へ。⑦

2015年7月22日

※ 当塾の夏期講習の日程は予約でほぼ埋まりました。そのため、多忙となりますのでこの時期のブログは頻繁に更新できません。御了承ください。


 さて、前回の続きです。

 先日のお話で「どうして夏期講習に参加したのに秋以降の成績が伸びないのだろう?」という疑問の答えはお分かりいただけたかと思います。受講する側の心の準備・気構えができていないと、「実利を伴わないのに、安心感を得るためだけの講習料」を支払うことになります。
 心の準備・気構えと申し上げましたが、しかし、持ったとしても夏期講習でそれをキープするのは難しいです。6年生の講習は1日平均7時間程度。その間は塾に「拘束」されます。しかもほぼ毎日です。疲れない訳がない(ちなみに塾の「夏合宿」などという催しでは、生徒はそこで一日中共に過ごす仲間との人間関係に神経をすり減らし、勉強は二の次となってしまうことを親御さんは御存じなのでしょうか?印象操作に乗せられやすい短慮な親を持つと、子どもは余計な徒労を背負わされます)。ですので、日々の授業も後半になると、当初の「心の準備・気構え」はどこへやら。生徒の心は「疲れた」「早く帰りたい」の一色になります。ただでさえ疲れているのに、そこに退屈な講師の授業が充てられると「早く終わらないかな」、脱線しがちな講師ですと「話は面白いけど、勉強に役立つのかな?」「ここに来ている意味ある?」、怒りっぽい講師ですとそもそも生理的に受け付けられないなど「疲れた」プラス「嫌だ」のダブルパンチを食らいます。このように諸々の不満を抱え、しかし、それに抗議できない生徒は、ただぼーっとしたり、「内職」したりして「スルーしたい時間を自分なりに楽しくやり過ごす工夫」に終始することを習慣化させていきます。これはつまらない授業に対するささやかな抵抗なのでしょうが、ですが、誰も得しません。こうして、長期間拘束されたにも関わらず、「やる気<解放されたい・楽したい」が心を占領し、授業の2~3割程度しか有効活用できないまま秋を迎えるのですから、成績が上がらないのも当然のこととなります。講習で得たのは「忍耐力だけ」ということにもなりかねません(笑)。
 従来通りの講習のもう一つの問題点は「生徒が教わり続ける勉強から脱却できない」ということです。当たり前ですが、試験を受けるのは受験生本人のみです。隣で講師や親が手とり足とり指示しながらテストを受けるわけではありません。そこで必要なのは「自分一人の力で考え工夫し粘り強く問題を解く脳力を身につけさせること」です。しかし、集団での「一方通行の講習」が、肝心要なそこを意識して行っているものなのかどうか?その点に疑問を感じることがことがあります。
 「授業は聞くもの」「勉強は教わるもの」。受け身であることが勉強することだと信じて疑わないままでは自力はつきません。勉強は「聞いてわかった止まり」で満足してはいけません。自力で「できた」「解けた」でなければ得点できない。入試は「他者よりどれだけ多く得点できたか?」で決まります。それができるかできないかは自分次第。その当たり前の現実から目を背けてはいけません。
 本来はそのための訓練を最優先させなければいけないのに、夏期講習の現状はどうなのか?
 旧態依然とした手法・イベントとしての現状維持の授業形態で満足していないか?という疑問が残ります。
「わかった」「面白かった」「楽しかった」でお茶を濁してはいけないのです。「わかる」と「できる」の間には雲泥の差があります。「わかる」が「できる」になる。「できる」が得点につながる。それが「実利を得る」ということなのです。

 その「実利」を得られなければ講習に参加する意味はないのです。

 次回に続きます。

  

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