中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

受験を考える方々へ。②

2015年6月15日

 ※ 国語で低迷していた当塾生のA君が、偏差値38→53にアップ。人生初の50台ですね。国語は要領がつかめれば、その後は簡単に崩れることはありません。頑張っていきましょう。

 さて、首都圏で生まれ育ち、経済的余力があるなど外部要因がプラスにはたらいていたとしても、肝心の「人間」ができていなければ受験に成功することは難しいです。この場合の「人間」とは受験当事者であるお子さん、それをサポートすべき親御さんの「受験に携わる者としての資質」を指し、それが欠けていれば、合格できるかはどうかが覚束ないものになってしまうという意味です。
 ここで言う資質とは学力・遺伝ではなく、親子それぞれの性質です。日常生活では特にダメ出しされることはないにせよ、こと受験という観点で見れば明らかにNGなものを羅列します。以下は私が長年接してきた親子の中で「イマイチな結果」だった方に共通するものです。

1.短気な人・・(この場合親子では微妙に違います)キレやすい人・年中子どもを叱っている親。粘り強さ・辛抱強さがなく、すぐあきらめてしまう子ども。

2.卑下する人・・「どうせ自分の子はできないから」「どうせ僕はダメだから」と、失敗した時の言い訳を今のうちから考えてしまうようなマイナス思考の悲観主義者。

3.学習に関わろうとしない人・・「子どもは勉強より、元気で伸び伸びが一番」「勉強するのは子ども、教えるのは塾」という親。机に向かうことに抵抗し、「勉強するしない」が原因で年中親と喧嘩している子ども。

 1~3に該当するようでしたら、受験はあきらめ、お子さんの「個性」とやらを生かせる道を歩んでください。しかし、どうしても受験を成功させたいとお考えでしたら悪しき性質を改めるしかありません。

 1については、すぐ「キレてしまう」ようでしたら、それは自分の感情すらコントロールできない「大人のなりをした子ども」。子どもに子どもの指導はできません。大人とは「キレるふりをして計画的に逆算して冷静に注意を与えられる人」です。また、お子さんは「学習は義務」だということを認識してください。「粘らない」「あきらめる」は義務の放棄です。義務を放棄することは仕事をしない大人と同じです。「仕事はしたくない、だけどお金はほしい」「勉強したくない、だけど合格したい」は共に「虫のいい妄想」で、世の中はそのような甘い仕組みでできていないということをご理解ください。
 2については「根拠のないプラス思考=妄想」も唾棄すべきことですが、悲観主義はそれ以上です。「どうせ・・」を繰り返す人は、前述のように逃げ道を考えている人です。「失敗しても仕方ないよね。どうせ・・何々なんだから」というように、自分の失敗を世間に承認してもらい、傷口を舐めてもらいたいだけなのです。こういう言い訳がましい甘えん坊さんに勝利の女神が微笑むはずがありません。そこは肝に銘じてください。
 3については勉強嫌いな生徒の家庭では、日頃親が勉強、もしくは読書をしている姿をお子さんに見せていないことが多いです。子どもの受験期間中、親御さんはその振る舞い方に注意しなくてはいけません。勉強している子どもの横でテレビ・ゲームなどはお控えください。親も一緒に静かに過ごすことで、ご家庭全体が「受験モード」の雰囲気になるよう心掛けてください。お子さんはその「家族一体感」の中で、学習意欲・集中力を醸し出します。
 中学受験を通して得られる学歴は「身分や容姿に関係なく、頑張った者が報われる最も平等且つ公平な評価方法」として重視されます。にもかかわらず、そこを軽視し水準以上の学力・学歴を持たず過ごしてきたなら、その後、いかに己の「個性」や「人間性」をアピールしたところで社会がその人を評価することはありません。世間が求めるのは「努力してきた人物、その人間力により社会への高い貢献を期待される人物」です。社会とは過保護な母親ではありません。そこは自己の過大評価と甘えが通じたり認められたりするセーフティーネットだらけの世界ではありませんので、その点はご留意いただきたいと思います。

 次回に続きます。


 

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