幼児期の育て方。④
2015年3月08日
続きです。
子どもにたっぷり愛情を注ぎ、親子の信頼関係をゆるぎないものにすれば「幼児期の育て方」の半分は完成したようなものです。
あとは具体的に、何を優先させるかという話になります。いくら信頼関係が確立されたと言っても、いきなり「勉強」ではお子さんは引いてしまいます。「学習」ではあるが、それを意識させないような、親子ともに楽しめる遊びの要素を十分盛り込んだものをさせるのがいいですね。
中学入試を意識するなら、その合否を決定づける重要科目である算数・国語から試してみましょう。今年の入試結果もそうでしたが、やはり算数のできる子が圧倒的に有利です。国語はどちらかと言えば算数を下支えする「縁の下の力持ち」の役割が強いです。
まず、算数のできる生徒は「数の性質を理解している」「頭の中で立体図形を正確にイメージする力に長けている」という共通点があります。
一方、国語のできる生徒は「文章を頭の中で正確に且つ立体的に映像化する能力」に長けています。
しかし、両者とも「頭の固くなりかけた高学年」からいきなり「できるようにさせる」のは、なかなか困難です。勉強に対する先入観・拒否感がない頭の柔軟な幼児期にこそ、これらの基礎を固めておきたいところです。
次回はその具体例を挙げていきます。