生徒のタイプ。
2010年4月24日
先日は「うちの子は塾に行かせないと勉強しないんです。」という話で終わりましたが、この理由で通塾する理由は以下の4種に分類されるのではないかと思います。
1.勉強したい(受験したい)がノウハウがわからなので勉強できない。それを知るために通塾する。
2.勉強したい(受験したい)がやる気がでないので勉強しない。やる気を出すために通塾する。
3.勉強させたい(受験させたい)が本人がノウハウを知らないので勉強しない。だから通塾させる。
4.勉強させたい(受験させたい)が本人にやる気がなく勉強しない。だけど通塾させる。
一つのクラスに集う生徒も概ねこの4種に分類されますね。どの生徒がどのグループに属するかは授業時の様子を見れば大体わかります。
4に属していると自覚している方には基本的に受験をお勧めしません。ですが、「自分がなぜ子供に受験させるのか、そしてそのメリットは何なのか」をお子さんに辛抱強く説明でき、納得させられるという方はその限りではありません。確固たる信念を持つ親の影響を受け、頑張ろうと目覚める生徒も少なからずいるからです。
3に属する生徒も条件付で受験勉強続行可です。それは子供自身が親の考えに心底同意している場合です。親の熱意が強いので、その後はうまくお子さんを軌道に乗せられる場合が多いです。
2に属する生徒が最も多いように思います。自分の意志で通うものの「勉強したいがやる気がない」という相反する気持ちでいるためその矛盾に悩み、なかなか向上できません。場合によっては、子供の何倍もの情熱で強引に勉強をさせている3,4タイプの親の方が確実に合格に導いてしまうこともあります。つい本人の意志に頼り、対応が後手に回る2タイプが最も危険だと言えます。
1に属する生徒はノウハウさえわかれば後は早いですね。このような生徒こそ「ノウハウは塾で、学習は自宅で」を実践していただきたいです。
次回は「なんのために受験するの?」について私の考えを述べてまいります。
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