入試まで残り45日です。
2014年12月18日
※ 冬期講習が始まります。正月三ヶ日を含め、現在の空きは12月24日の10:00~12:00、1月5日の10:00~12:00の2コマのみ、その他の曜日・時間は御予約で満席となりました。今年も「毎日10時間授業」が現実のものとなってしまいそうです。
さて、先日までお話した「読み」「書き」の力が備わってこそ、難問揃いの中学入試の問題に耐え得るというもの、しかし、それだけでは足りません。
私は生徒さんを5年生からお預かりすることが多く、「2年がかりで偏差値を15~20アップさせる」ことを実現させてまいりました。門外不出とまでは言いませんが、国語には「成績を上げるポイント」があり、成績を上げるためには、今までの「失敗続きの自己流の解き方」を否定していただき、逆に上記を受け入れ自分のものにしていただく。この「血の入れ替え」「試行錯誤」に費やす時間が概ね2年というわけです。これを経れば、親子ともに根気を無くしリタイアしない限り、国語の成績は確実に伸びていきます。
前述のように、国語の基本は「読む力」と「書く力」です。ですが、それと同じくらい大切なのが「集中力」「克己心」「素直さ」、この3つです。どれが欠けてもいけません。つまり「心の在り方」が国語の成績を左右するカギとなるのです。
難しい文章に出会う→もうだめだ、と諦める→集中力が落ちる→簡単な問題まで取れなくなる、という経験はありませんか?国語の出来ない生徒は精神力が脆弱で、このようなケースになることが非常に多いです。
そもそも難しいと思われる文章でも中学入試で扱われているということは「集中力と意欲を少し高めれば、小学生でも十分理解できる内容」だということです。それを承知の上で出題しているわけですね。出題者も「この子は頑張れる生徒なのか、それともすぐにあきらめてしまう生徒なのか」を見極めたいのかもしれません。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではありまんが、心が弱いと科目を問わずビビッてしまいます。こういう生徒は能力差でというより、自滅で失敗するというパターンになりがちです。
では、なぜ心が弱いのか?それは自分に対する絶対的な自信が欠如しているから。では、なぜ自信がないのか?と問われれば、それは自信を持てるだけの力がついていないから、では、なぜ力がついていないのか?・・と遡っていけば、結局これもまた「自分の心の弱さ」が原因だということなるのです。
「心の弱さが心の弱さを生む。」この悪循環を断つための、最後に断つ機会となるのが、「入試まで残り45日」の今日なのですね。そうでなくてはいけません。
頑張っていきましょう。