成果は自主性と学習量で決まる。⑧
2014年5月12日
続きです。
算数・社会は「パターン学習」で平均点以上は得点できます。取れないとすれば、それは「パターン学習」をするのに十分必要な学習量を確保していないか、していたとしてもモチベーションが低かったり、定着させようという意志が希薄だったり(そもそも自分が受験をするという当事者意識がない)であることが原因です。思い当たる人は「何のために受験するのか」という初心を思い出し、自分自身を検証してみてください。
前回申し上げましたが、ここ最近国語と理科が苦手な生徒が増えています。「文系」「理系」と一見共通することがない両科目ですが、両者共に「根気がいる」「めんどくさい」科目です。それに拒絶反応を起こす「忍耐力が欠如した生徒」「よく考えようとしない生徒」が増えてきたことがこの現象を引き起こしています。なぜそうなるか?それは算数や社会のように「パターン学習で手っ取り早く点が取れること」に慣れきってしまった生徒が、それ以上に考えようとする努力を不要なものとして、そのための作業を怠るようになってしまったからです。
次回はお話を更に進めてまいります。