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国語対策法を伝授

物事を理屈で考える。②

2013年6月17日

※ 夏期講習が始まります。全体の底上げを希望される方、苦手科目に特化した授業をご希望の方、この夏のチャンスをご活用ください。

※ 平日は満席ですが、土日も含め、たまにスポット授業が可能になる日がございます。先着順ですので、たいていの場合は内部生の補習に充てられることが多いのですが、外部生の方の受け入れも可能ですので、参加ご希望の方はお問い合わせください。

 さて、「物事を理屈で考える」ことは学習の定着を図るうえで重要です。

 例えば算数の等差数列ですが、公式はN番目の数=はじめの数+公差(N-1)でしたね。ところが、「この公式を忘れたから、等差数列の問題が解けない」とパニックになる生徒がいます。

 こういう生徒は「公式を丸暗記すること」「公式は丸暗記するもの」で満足してしまい、「なぜこの公式で等差数列が解けるのか?」まで徹底追究することを放棄していたのでしょう。そのため定着がうまく図れず、結果的にハプニングに対処できなくなったのだと思います。

 理科の水溶液が苦手な生徒も上記理由に当てはまります。塩酸に水酸化ナトリウム水溶液を混ぜる場合と逆にする場合とではグラフの推移に違いが出る。これも「理屈で物事を考える」ことを習慣化していれば何ということはない問題です。

 理系科目は多少時間をかけてでもよいので、各問題に対し「どういう理屈でこういう結果が生まれるのだろう?」を考えてみましょう。このとき親御さんは短気を起こさずお子さんの「思考時間」に付き合ってあげてください。傍目からはボーっとしているようでも、この時間は思考力を醸し出し、定着を図る上で重要な時間となるからです。

 「物事を理屈で考える」は理系科目に限った話ではありません。

 国語の苦手な生徒は(前回もお話しましたが)、「読書の習慣がないから」」「感受性が足りないから」「人の気持ちがわからないから」などをその理由に挙げることが多いのですが、理屈で考えればこれはおかしな話です。

 なぜなら、感受性、つまり人の気持ちの受け留め方はひとそれぞれ、十人十色であり、これを頼りに問題を解いてしまうと答えが何通りもでてしまい、正答を一つ選ぶというテストの原則に反してしまうことになるからです。ですから、むしろそういう思考・感情は徹底的に排除・放棄しなくてはならないはずなのです。なのに、それを鍛えようとする。これは本末転倒な話であり理屈に合っていません。

 選択問題で間違えた生徒が「正答はDだけど、僕の選んだBも悪くないと思うのに・・」などと言ってしまうのも、上記のことがわかっていないから、つまり、国語は理系科目同様「理屈で考える科目」「正答は一つである」「正答には正答になる理由・根拠がある」ことを認知していないからなのです。

 社会はこういうこととは無縁の「暗記科目」だと思っている方が多いのですが、御三家を含め上位校の中には記述問題を多く出題する学校もあります。これは社会を理屈で考えさせようという意図だと思います。

 「八幡製鉄所は何県にありますか?」は誰でも知っていますが、「どうして福岡県に作ったのか?」という理由、お茶の生産上位3県の共通点とは?、じゃがいもの生産は北海道が1位だが、2位が地域性で対照的な長崎県である理由は?など、追究したいことがヤマほどあります。それぞれに「理由・理屈」があります。そこにこだわるかスルーするかで思考の幅が決まり、ひいては入試の結果にも影響を及ぼします。

 当塾ではこの辺りから話を進めることが多いです。先ず「学習のしくみ」をお伝えした後、それに沿いながら思考力を鍛えていく手法を取っています。

 あとは個々の生徒がそれを理解し、どこまでついていけるかにかかっているのですが・・(笑)。 ※ くわしくは当塾まで。

 

 

 

 

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