本日より4月。前日も申し上げましたが、入試まで残り10ヵ月です。
同じ量の勉強時間をとり、同じようなスケジュールを立てても結果で明暗が分かれることがあります。それは天分の差、場合によっては運の差なのかもしれません。しかし、天分を凌駕し、運を味方につけるのも実力のうちだとすれば、どのような生徒にそのような「幸運の女神」が微笑むのでしょうか?
長年この業界にいると「この子はおそらく大丈夫であろう」と思える生徒に毎年出会えます。そして不思議とその予感は的中し、栄冠を勝ち取っていきます。
それは、才能もさることながら、「自分自身が入試を体験するのだ」という熱意と、終始一貫自己責任で学習期間を充実完結させる意志、つまり「当事者意識」を持ち続けることのできる生徒です。
受験生の皆さん、胸に手を置いて自分自身を省みてください。
1.親に促されないと学習しないことがありましたか?
2.そんな親御さんに反発するなどしていませんか?
3.学習すべき時間を怠惰に過ごし、先延ばしにしていませんか?
4.本当はそれほど入試への情熱がないのに、親の意向に従おうと自分を偽っていませんか?
もし、1~4に該当するようでしたら、心構えという点で受験生として失格。酷な言い方をすれば心がこもっていないのでどんなに学習時間を費やしても徒労に終わる可能性があります。
そもそもそういう生徒は自分が受験できる恵まれた環境に置かれていることへの「感謝の意」に欠けています。感謝の気持ちを持てない人に幸運が訪れることはありません。
「学力・熱意・感謝の意・精神力・集中力・たくましさ」どれ一つとっても受験生には欠かせません。そうです。「人間力」こそが入試を決定するのです。
そのことをお忘れなく、日々大切にお過ごしください。