一文一文の克服② 「戸惑ったら図案化を」
2010年3月28日
「一文一文の克服」第二回です。一文の中に「わからない言葉」が含まれていないはずなのに、なぜか文の内容が理解できない。そんなことはありませんか?
それは電化製品の説明書を読むのが苦手な方と似ています。その共通点は「腰の据わった読み方をせず、気持ちばかりが焦り、文章を表面しかなぞっていない」ことです。早く理解しなければと急ぐほど、却って理解が遅れてしまいます。
ではどうすべきかと言えば
① 一文の中にある読点(、)を確認する。そして読点までの短いセンテンスを理解する。
② 短いセンテンスの理解でも難しければ、その内容をテスト用紙の空白部分に図案化する。そして順々にその図を足し重ねていく。
一番いい教材は「ファーブル昆虫記」です。どのような形の昆虫がどのような時期に産卵し、どのような形の幼虫で生まれ、成虫になったときどのように敵を攻撃し・・・など図案化に事欠かない内容が満載されています。これを用いて練習してみましょう。図は下手でも構いません。筆者の意図が表現できればよいのです。
説明文で理解に苦しんだら試してみる価値はあります。
詳しくは当塾にまでお問い合わせください。