一日の学習時間。
2012年6月19日
※ 多忙のためなかなか更新できませんでしたが、久しぶりの更新です。お待たせして申し訳ございませんでした。
※ 一ヶ月後は夏休み、つまり夏期講習がスタートします。当塾でも参加希望者を若干名募集いたします。算数・国語で苦手分野がある方は、そこに特化した個別授業を行いますので、興味のある方はお問い合わせください。(社会・理科は定員となりました)
さて、受験まで残り八ヶ月弱となりましたが、ここから先は(夏休み期間を含め)家庭での効率の良い学習が求められます。よく、「塾に行っているから安心」という声を聞きますが、当塾では「塾はノウハウ・道具を与える場」、家庭学習は「そのノウハウ・道具を実践し使いこなす場」と生徒には説明しています。つまり塾で質を得、家庭では質を基とし量をこなす。この両建ての学習がフル回転してこそ学力は定着するものだと考えています。
ですが、その「家庭学習が定着しない」というお悩みが多いのも事実です。自分から机に向かわない理由として
1.親が感情的に叱りすぎる、逆に子どもの自主性に頼りすぎる(悪く言えば放任)から。
2.入試に対し、当事者意識がないか、もしくは(本音の部分で)それほど受験に意欲的ではないから。
3.性格的にのんびりやさん、もしくは、めんどくさがりやさん、また、過度に入試を楽観視している「悪しきプラス思考」の持ち主か、その逆の過度な悲観主義者だから。
ただ、これらすべてとは縁がないという「出来たお子さん」というのはそうはいません。ですので、家庭学習を定着させる初期段階での有効な方法として「共感する」ことをお勧めします。
簡単に言えば、親は「上から目線」でお子さんと接するのではなく、お子さんの目線・立場で物事を思考する習慣をつけていただくということです。子どもがテストの結果を言いたがらないのは「出来なかった部分を親に知られ責められることへの恐怖、そんな自分への劣等感・嫌悪感と直に対峙したくないから」ですね。これでは次へ繋がる学習意欲など持てそうにもありませんので、こんなとき親御さんはあえて「ボケ役」を演じてください。受験者の親は「優秀な俳優」でなくてはいけません。
お子さんの出来なかった問題を見たときは「ヒャ~、これは難しいわ、これじゃ点が取れんのも仕方ないわー」と大げさにふるまってください、間違いなくお子さんは気が楽になります。気が軽くなると、お母さんが出来なかった問題にチャレンジして自らの優位性を高めようという流れになります。そのときは一緒に解くなどしてなどして(「お母さんも頑張ってみる」という姿勢を見せることで共感意識を高める)、それで仮にお子さんより早く解けたとしても勝ちはあえてお子さんに譲ってあげてください。そうすればお子さんは自信がつき、更に頑張ってみようという気にもなるのです。
一日の学習をダラダラしたものではなく、効率良くするにはお子さん自らが意欲的に取り組もうとする姿勢が不可欠です。
上記は一例ですが、他の方法もあります。
この件につきましてお悩みでしたら是非ご相談ください。微力ながらアドバイスさせていただきます。