中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

受かる理由と受からない理由。②

2012年3月09日

※ 春期講習の締め切りは今月20日前後とさせていただきます。「成績というのはこんなに簡単に上がるもんなんだ」と実感されたい方はお問い合わせください。たぶんびっくりすると思います(笑)。(6年生優先)

 さて、前回の続きです。

 1日は24時間ですから学習時間は限りがあります。どんなに学習する生徒さんでも平日5時間(塾のない日の家庭学習)が限度でしょう。いくら受験勉強は大切だからといっても睡眠時間まで削るわけにはいきませんからね。

 全員平等に振り分けられた時間で学習結果に差がつくのは一言で言えば「集中力・意欲」の有無もしくは強弱の差ということになります。さんざん言われていることですからね。当たり前と言えば当たり前ですね。

 「受験に成功したい」「志望する学校に入りたい」という志は皆同じはずなのに、ここで差がつくことはありえないと第三者は思ってしまいますが、ですが、現実にはそうなってしまっている。なぜでしょう?

 新学期がスタートして一ヶ月が過ぎましたが、最初のころは学習計画などきちんと立て、それに沿った学習をし、自習にも積極的に参加していた生徒が少しずつそこから遠ざかっていく。大学生でも新学期スタート時は教室の最前列にいたのに、日を追うごとに講義にすら参加しなくなる。あれと同じですね。

 こういうのを「三日坊主」と言うのですが、三日坊主が起こるきっかけは初期段階での「躓き」です。楽しければいくらでも学習は持続できます。ですが、少しわからないことが出てきたり、煩雑な内容にであったり、最初のテストで思った通りの点数が取れないと「もーいやになっちゃった、この先もどうせダメだろう」と言う思い込み。これが原因ですね。だけど楽しいことばかりじゃないんですね。だから「勉強」(無理に強いる)と言われるのです。

 「辛いことの先に楽しみがある」ことが理解できていないか、「辛さの中から楽しみを見出す」ことが苦手なお子さんが陥ることですね。「受からない理由」に該当する典型的なタイプの生徒さんです。

 根気がない・長続きしない生徒さんは基本的に短気です。例えば「マラソン」は辛いですね。毎回「~マラソン参加を目指して」と、朝練に励むのはいいのですが、5キロ走った時点で「もうダメだ、疲れた」とあきらめてしまう人は不幸です。辛さしか味わっていませんから。

 そうではなく、そこから楽しみを見出す工夫をしてみてはいかがでしょう。季節が変わるたびに風景も変わります。それを愛でる楽しみを取り入れるなどして。

 そして、走っている自分を褒めましょう。「俺ってすごいな、よく続いているな」と。そして、そうこうしているうち40キロが走れるようになれば辛さが自信につながり、自信の先には可能性や楽しみが広がり、マラソンランナーとして大会に参加している自分が存在するようになるのです。

 学習も同じです。辛いことがあるたびにリタイアしていたのでは何もつかめません。

 辛くてもまずそこは踏ん張って乗り越えましょう。そこから光明が見えてきます。成功者は順風満帆な道を歩んできたなどと勘違いしないことです。

 また、親御さんも落ち込んでいるお子さんの傷に塩を塗るが如く、否定語を浴びせることは控えてください。親自らが積極的に「子どもの可能性の芽」を摘むようなことがあってはいけません。受験生の親は究極の演技者であることが求められます。クレバーな接し方を心がけてください。

 次回に続きます。

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