学習を習慣化させるには。
2011年11月22日
※23日(水祝)の「1日だけの国語の授業」は満席となりました。「予約を取ろうとしてもいつも満席だ」というお声もありますので(先着順ですので申し訳ございません)、それにお応えすべく土日でも可能な限りお受けしたいと思います。(ただし、これも先着順、また、土日は毎週空いているわけではございませんのでその点もご了承くださいませ)
※本日を含め、2月1日の入試まで残り70日ですね。特に土日祝の過ごし方次第で合否は決まります。当然朝から夜まで学習漬けですね。頑張っていきましょう。
※冬期講習の受付はそろそろ締め切らせていただきますのでご了承ください。
※第三回の四谷合判の結果ですが、国語での成績伸び率トップはA君でした。(54.1→63.4)よく頑張りました。志望校合格が見えてきましたね。国語はコツさえわかれば成績が伸びるって証明できたでしよ?A君。(笑)。この調子です。
さて、先日お話ししました「学習を習慣化させるには」の続きです。できれば物心がつく頃(3、4歳頃)から始められるといいと思います。お子さんが独り立ちできるまで扶養するのが親の義務です。ですから、その過程がスムーズに進むよう子育ては幼少期から計画的に行うべきだと考えています。
ところで、志望校に合格したとたん、厳しい受験が終わった安堵感からか「抜け殻」のようになってしまう生徒がいます。この先はまだまだ長いのに、あたかも人生の目標を達成したあとの晩年を過ごすかのように日々無為に過ごしてをしまうのを見るのは痛々しい限りです。
私が当塾の親御さんに話していることは「受験期間を志望校合格のための単なる学習期間として捉えるのではなく、これから先、お子さんが独り立ちするのに欠かせない素養を身につけるための期間として捉えてください。」ということです。
合格に欠かせないのは「人間としての総合力」(人間力)です。学びに必要なのは、「勤勉さ」「集中力」「論理的思考力」「柔軟性」「瞬発力」「強固な意志」「体力」「素直さ」「応用力」などです。これらを集大成せなければ合格が勝ち取れません、が、これらは受験成功の為だけの話ではなく、これから先の人生を歩んでいくうえでも欠かせない素養ではないでしょうか?
それらを小学生のうちから鍛えられる絶好の機会が受験期間です。中には「算数ってやって何の意味があるの?大人になったら使わないじゃん。」と勉強することに疑問を呈する人もいますが、算数そのものと言うより、問題を解くときに費やす上記のさまざまな力を鍛えること自体に意味があるのです。例えば「多様な着眼点」「脳内での立体的思考」を身に付けるには算数は最適でしょうし、国語も「論理的思考力」を育てるにはもってこいの科目です。これらは生きるために視野を広げ、人生に多様性を持たせるという意味で不可欠な能力ですよね。
一生懸命受験学習に取り組んだ結果、合格すればうれしいですね。ただ、それだけでなく、上記のさまざまな力も「おまけ」としてつくのです。そして、その「おまけ」がこれから生きていくうえで「おまけ」から「メイン」の力に変わっていくのです。それに気づかないと「燃え尽き症候群」で終わってしまうのですね。
ですから、できればその力を「手垢の付いていない」幼少期から育てていただきたいのです。
長くなりましたので次回に続きます。