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国語対策法を伝授

やる気にさせるには。⑨

2011年11月13日

※次回の「1日だけの国語の授業」は11月23日(水祝)です。今年はこれで終了いたします。

※冬期講習を12月23日(金祝)~1月9日(月祝)で開催を予定しております。算数・国語で最後の底上げを試みたい方はお問い合わせください。(ただし、理科・社会は内部生ですでに満席です。外部生に対しては算国のみの募集となります。若干名・先着順)

 さて、前回は「学習を「やる気」という不安定な感情に左右されながら行うのではなく、日常生活における「習慣」の中の一つとして行うべきである」というお話をいたしました。

 しかし、この時期の受験生に、いきなり「学習を習慣化しろ」と言ってもすでに手遅れです。今まで「学習の習慣化」の確立に無関心だった親が急に意気込んでも反抗期を迎えた子供の心には響きません。本日から数え、2月1日の受験まで残り80日、つまり4教科それぞれの持ち時間はわずか20日間ずつしかありません。もはや学習習慣云々と理屈を捏ねている余裕はありませんね。空いている時間のすべてを学習時間に転化させなければなりません。結果的に強制的な学習習慣を子供に課すことになりますが、仕方がありません。その中でベストを尽くすしかありませんね。

 学習の習慣化は早ければ早い方が、できればお子さんが物心つく頃から始めるのがいいと思います。とは言っても、いきなり勉強開始ではありません。先日も申しました通り、まずは家庭内で落ち着いた時間を意図的に確保することが大切です。

 「子供が小さくて騒がしいとそんな環境は作れない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、私の経験(私自身も親ですので)から言えることは、「子供は小さいから騒ぐ」のではなく、「小さい子だから騒ぐのは当然と容認しまう親の態度がその騒ぎを継続させてしまう」ということです。

 電車の中で騒ぐ子・おもちゃを買ってくれないと床にひっくりかえって泣き叫ぶ子。

 こんなわが子を見て、「困ったな」と思いつつも何もできないのは、「とは言っても、子供だから仕方ないのかな」「むしろこれくらい元気があった方がいいのかな」「ここで注意すると却って火に油を注ぐことになる、それは面倒だな」「注意してうるさい親だと子供に嫌われるのも困るな」「子供は叱るより褒めろというから、ここで叱ってしまうと自分は親として度量が狭いということになるのかな?辛抱辛抱」「こんな場面を他人に見られるのは恥ずかしいな」などと考えてしまうからでしょう。

 ですが、これら諸々の考え方に共通するのは「親が無意識のうちに自分の保身を図っている」ということです。ここでは肝心の子供のこと(立場)は置いてけぼりにされています。自分の立場だけを考えた親が、やがて受験生の親となってもこの考え方を継続されるのであれば、その方のお子さんは開花しません。「受験は親で決まる」というのはそういうことなのです。

 客観的に判断し、いいと思ったことは認める、反対にダメだと思うことには毅然とした態度をとる。(最近は子育て法がマニュアル化していて、そこからはみ出すことに親御さんが極端に恐れる傾向があります。電車内で騒ぐ子は元気で明るい子ではありません、単に無秩序な子なのです)

 中学受験を経験し、それなりの立場にいる聡明な親御さんは(ご自身の体験からも)早い時期から学習を習慣化させることの重要性を知っています。そのためには落ち着きのある子に育てなければいけないこともわかっていますので、上記のように子供が無軌道な行動に出る前に、その芽を摘み取ることを熱心に行います。当然子供からはうるさい親だと思われるでしょう。ですが、自分が嫌われるというリスクを承知のうえで、自分の子供の将来を真剣に考え学習習慣を身につけさせようと苦心することこそが本当に愛情のある親の行為ではないでしょうか。「小さい子は騒がしい、だから、落ち着いた家庭環境なんて無理だ」と一括りにしたがるのはそのような諸々の覚悟が出来ていない親御さんの言い分にすぎません。

 親の覚悟・愛情はお子さんにストレートに伝わります。受験に成功し、それなりの学歴のある人に「尊敬する人は?」という問いを投げかけると、「それは自分の両親です」と応えることが多いというのもその証なのかもしれません。

 次回からは「学習を習慣化させるには?」という話題でお話しいたします。

 

 

 

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