やる気にさせるには。⑥
2011年10月08日
※今月10日の「1日だけの国語の授業」は満席となりました。次回の開催予定日は11月3日の祝日です。参加ご希望の方はご連絡ください。
※「国語で偏差値が10伸びれば志望校に手が届くのにな・・」とお悩みの方はいませんか?国語を「何となく」やっていたのでは成績は伸びません。伸ばすためには「国語のルール」に従うことが大切なのです。どういうことなのかお知りになりたい方は上記と併せてお問い合わせください。
ところで、ここ最近、「お勉強は自室ではなく、リビングのテーブルで」というのが流行っていますね。なぜリビングでの学習が効果的なのでしょうか?それは、
1.お子さんが孤立感を深めることなく、家族に見守られているという安心感がもてる。
2.分からないところがあれば、その場で親に問い合わせできる。
3.親の立場で言えば、お子さんの進捗状況をその場で確認できる。
4.お子さんの立場で言えば、親に「始終監視されている」ので気が抜けず、集中力が高まる。
5.適度なざわつきがあることで、却って集中力を高めようと工夫が出来る。
などですね。
しかし、ただこれに止まってしまうと効果は半減します。なぜなら、上記の好環境を生かすも殺すも「お子さんに対する親御さんの関わり方」次第だからです。
例えばお子さんがリビングで学習していても、その横で親御さんがテレビを見ていたのでは意味がありません。意味がないどころかお子さんによっては「なんで僕だけ苦労しているの?」という「被害妄想」を持たないとも限りません。これでは却って「勉強はつまらないもの」と意識させることになり、学習効果は上がらないでしょう。
そこで前回の続きです。
家でお父さんが仕事をしている。当然家の中の環境は静かにしておかなくてはいけません。そこで、お母さんの出番です。お子さんに「お父さんも頑張っているから、あなたも一緒に頑張りなさい」と、声をかけてあげてください。
仕事をするのは大人(特に父親)の義務、学習するのは子供の義務、両者を支えるのが母親の義務。お子さんが年少のうちからこの「家庭ルール」を徹底させることが肝要なのです。
お父さんの「一生懸命仕事をしているオーラ」の横で、お子さんはその影響を受け、親子一心同体で学習(仕事)ができます。お互いの頑張りを認め合うことで親子の絆が強まります。お母さんも横で読書などしていただくと、「凛とした静寂」が家庭を包み、心地よいリズムを作り出します。
これが「リビングで学習する」という意味なんですね。
先日来申し上げている「優秀なお子さん」の共通点に「親がそれほど厳しくない」というのがありましたが、そのようなお子さんは上記にあるような家庭環境に慣れていますし、そんな親御さんの背中を見て育っていますので、元から親への尊敬の念が強い。だから、親がガミガミ言わずとも、お子さんは親の方針に素直について行くのです。
逆に子供から歓心を得ようと「媚びる」親御さんも散見しますが、子供は親の意図を容易く見抜きます。見抜かれたら最後、もう尊敬されません。子供から尊敬されない親は今後何を言っても説得力に欠けることになります。
その点はご注意ください。
次回に続きます。