品詞ー接続詞②
2010年3月14日
本日は接続詞②です。接続詞の問題は配点が低いのでつい軽視しがちですが、一点を争う入試においてはこのような問題こそ確実に加点していきたいところです。また、中には「流れ」や「フィーリング」で答えを選ぶ人もいますが、前回でも申し上げた通り必ず前後の文の関わり・関係を熟考したうえで正答を導いてください。
1.「並立の接続詞」・・前の内容と同等の内容を後に続けるとき用いる。
例 父は北海道に行った。また、沖縄にも行った。
前後の文がそれぞれ「~に行った」「~に行った」という形、つまり、並立の形になっています。それをつなげるためには「また」という並立の接続詞を使います。
※ 上記のように前後の文末が同じ形になっているとき(「行った」「行った」のように)は「また」あるいは「つまり」(これは次回に説明します)が使われることが多いです。
2. 「添加の接続詞」・・前の内容に補足する内容を後に続けるとき用いる。
例 病院では脳と心臓、そして、血液の検査をした。
脳と心臓だけでなく、血液の検査をしたことを補足して(添加して)説明しています。この場合には「そして」という添加の接続詞を使います。(他に「それから」「それに」「さらに」などがあります)
※ 「そして」を使う場合はその後に「こそあどことば」(指示語)がくるケースが多いです。(つまり、話の展開が自然の流れになっているときに用いる)
例 卵焼きを作ります。まず、卵を割ります。そしてそれに調味料を加えます。そしてその調味料を加えたものをかき混ぜます。そしてそのかき混ぜたものを熱したフライパンに流し込みます・・・