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国語対策法を伝授

やる気にさせるには。③

2011年9月13日

※ 毎年恒例の「1日だけの国語の授業」を、今月19日(月祝)・23日(金祝)で外部生を対象に行います。「国語ってこうやって解く科目だったんだ。知らなかった。」と去年好評いただいたこのイベント。国語が苦手だったお子様がこれをきっかけに好きになってくださればと思います。(算数も苦手な単元を中心に実施する予定です。)参加ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

 いつの時代でも「出来る生徒」というのは一定数います。彼らの塾での取り組み方が熱心であるのは言うまでもありませんが、そんな生徒たちの「学習意欲」の大半は幼少期より家庭で培われたものです。では、そんな彼らの家庭事情とは?というところまでが前回のお話でした。今回はその続きです。

 幼少期から「学習意欲」にあふれた子共たちですから、さぞ家庭では親御さんが厳しく鍛え上げているのだろうと思い、「お父さんとお母さんは家では厳しいの?」と尋ねてみると「そんなに厳しくもないし、怖くもない」という返事。アレ?と思い、「じゃ、勉強することが元々好きなんだね?」と改めて尋ると「嫌いではないけど、好きでもない」という返事。想定外の回答にまたしても肩透かしを喰らってしまいました。

 不思議なことですが、「出来るお子さん」の発言内容は上記のような共通点があります。「子供の自主性に期待できない場合は親が誘導を、お子さん自身が学習意欲にあふれている場合は親はそれに任せて自主的に勉強させる」。これが家庭における「出来る子を育て上げるセオリー」だと信じてきましたが実はそうではなかったようです。

 もちろん親が誘導すること、子供が学習に興味を持つことは大切ですが、それ以上に大切なことがあるのかもしれません。

 「やる気」という言葉があります。この言葉は強いですね。聞くだけで元気が出そうです。ですが、その一方で「やる気がない」という言葉もあります。この二つは一見真逆ですが、実は共に表裏一体で、肉体的精神的バランスが少し崩れただけでいくらでも猫の目のように変化するのです。ですから、非常に危うい。「やる気のない」状態から「やる気のある」状態になる。この改善のためには労力が相当必要です。時間のロスにもつながりかねません。ですから、これに頼ることはかなりリスキーなことなのです。

 「どうして世の中には出来る子と出来ない子がいるのだろう?どうすればみんな一様に出来るようになるのだろう?」と日々考え悩んでいた私が最近気づいたのが「そこ」なのです。つまり、「出来る子」というのは「やる気」「やる気がない」に左右されず、それを超越した別の次元で学習に取り組み、また「出来ない子」の場合、「どうしたらやる気を出してくれるのでしょう?」「受験生なのにやる気が見えません」という親の悩みを知ってか知らずか、その中でどうにか学習に取り組んでいるという状況です。

 タイトルにある「やる気にさせるには?」はここで否定されるわけです。学習はやる気云々でやるものではないのです。「出来ないお子さん」をお持ちの親御さんはすぐ「やる気」について言及しますが、改善すべきはそこではありません。

 このお話の続きは次回です。「出来るお子さん」になっていく過程を探っていきましょう。

 

 

 

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