品詞ー連体詞
2010年3月09日
本日は連体詞の説明です。連体詞も前回の副詞同様、受験生が苦手にしている分野です。しかし、覚える量が少ないので、組みやすい品詞です。
では、その特徴を挙げてみましょう。
1.活用がない。
2.体言(名詞)のみを修飾する。
3.「な・の・る」で終わっているものが多い。
まず1ですが、他の品詞例えば動詞の「歩く」でしたら、語尾を「歩き」「歩いて」などと変化(活用)させることができますが、連体詞はそれができません。次に2ですが、これは副詞の働きである「体言以外を修飾する」と逆ですね。また3ですがなぜかこの形の語尾でおわるものが多い。そごで、1~3の条件を満たした以下の連体詞を覚えてください。
「ある 日の 出来事」の「ある」 (「る」で終わり、「日」という体言を修飾しています)
「いろいろな 国」の「いろいろな」 (「な」で終わり、「国」という体言を修飾しています)
「その 花は 何という 名前ですか」の「その」 (「の」で終わり、「花」という体言を修飾しています)
他にも「あらゆる」「いわゆる」「おかしな」「どの」などがあります。
※ 「大きな・小さな」も連体詞です。ただし、「大きさ・小ささ」は名詞、「大きい・小さい」・「大きく・小さく」は形容詞ですので混同しないよう気をつけてください。
※ 「これ」「この」はどちらも指示語で、「こそあどことば」といわれるものですが、「これ」は代名詞で「この」は連体詞です。これも混同しないよう気をつけてください。