やる気にさせるには?。②
2011年9月01日
※夏期講習が終了しました。そして、入試まで残り5ヶ月です。ここからが本当の勝負です。去年の生徒もここから伸びました。頑張っていきましょう。
※理科・社会は満席となりました。両科目ともキャンセル待ち(これはほとんど出ませんが)、もしくは来期での募集となりますのでご了承ください。
さて今回は、「受験の当事者である本人がやる気を起こさないのはなぜか?その解決策は?」の続きですね。
早くけがから回復しようと患者がリハビリに励むのは当たり前のことのように思いますが、実際にはサボる人が少なからずいるという事実があります。頑張れば一軍に定着できるはずの野球選手が練習に励まないため二軍暮らしに甘んじてるという話も聞きます。このように少し頑張れば手が届く「夢」を目前にしながらやるべきことを怠ることは「やる気のない受験生」以外でもよくあることです。もしかして、みなさんもそうではないですか?(笑)
では、なぜそうなってしまうのか?
それにはいろいろな理由があるでしょうが、一つ言えることは上記のことは全て「日々地味な弛まぬ努力が求められる」ということです。しかし、「日々の地味な弛まぬ努力」とはつまらないものです。すると人は、「こんなことに時間を使っているのはもったいない、もっと有意義で楽しい時間の使い方があるのではないか?」とか、「地道に頑張ったって夢が叶えられるとは限らない、そんな不確実な夢の実現のために時間を使ってもいいのだろうか?もし、うまくいかなかったらそのために費やした時間・努力は全て水泡に帰すではないか?」とか、「そもそも今のままで十分満足、看護師さんは隅々まで面倒みてくれるし、2軍暮らしもそこそこ安定している」など、目先の損得をしっかり計算して、今頑張るべきか?そうしなくても大丈夫か?を瞬時に判断し行動にでるのです。 仮に「漢字10個書いたら、一万円あげる」と言われたら、誰だってやるでしょう。努力以上の見返りが確実に受け取れるという条件だからです。しかし、受験はそうではありませんね。努力が必ずしも実を結ぶとは限らない、かと言って学習に励まなければ受験は確実に失敗する。その両天秤の中で生徒は悩むのでしょうね。親御さんもそれで葛藤することがあるかもしれません。(次回は上記の内容と、以下の内容をリンクさせ、説明いたします)
ところで、私には一つ習慣がありまして、「これは!」と思える優秀な生徒に出会うと必ず以下の質問をします。一種の趣味ですね。(笑)
「勉強楽しい?」「親御さんはどんな方?」「自分はどんな性格だと思う?」「家ではどう過ごしているの?」など。
塾や講師が生徒と関われる時間はごく僅か。生徒の生活の大半を占める家庭環境にこそ優秀な生徒(もしくはできない生徒)を生み出す原因があるのではないかと私は考えています。もっと言えば「子供の人格・能力開発に多大な影響を与える家庭環境の良し悪しによって受験の明暗が分かれる」とさえ考えています。ですが、その調査目的で24時間家庭に密着し生徒の様子を見るわけにもいきません。ですから、何百人という生徒から上記のような聞き取りを行い、「優秀な生徒を生み出す家庭の共通点」を追究しています。そしてその中身が受験でお悩みの親御さんへの参考になればと思うのです。
では、生徒への質問の答えとは?優秀な生徒を生み出す家庭とは?
そのお話は次回に続きます。
※お知りになりたい方はお気軽にお問い合わせください。きっと、参考になると思います。